日本百貨店協会が2013年11月の全国百貨店売上高を発表し、天候不順が影響した前月から一転して2ヶ月ぶりのプラスとなった。冷え込みによる冬物需要の高まりや消費増税前の駆け込み需要などから主力の衣料品が堅調に推移。ラグジュアリーブランドや美術・宝飾・貴金属といった高額品も高い伸びを維持している。

百貨店の冬物衣料好調で売上増の画像を拡大

 11月の全国百貨店売上高は、既存ベースで前年同月比2.4%増を計上。前年に比べて土曜日が1日増えたこともあったが、商材別では衣料品が1.0%増、ラグジュアリーブランドを含む身のまわり品が5.9%増、美術・宝飾・貴金属が21.0%増、家具が7.4%増で、来年4月の消費税率引き上げや円安を受けた将来の値上げ予測による駆け込み需要がみられるという。冬のボーナス支給額アップに対する期待感も消費マインドの改善に繋がり、家電は80.9%増と5ヶ月ぶりに前年実績を上回った。

 地区別では、改装・増床効果が続く東京と大阪のほか名古屋や仙台でも売り上げを伸ばし、10都市平均で3.4%増を達成。大都市以外の地方も5ヶ月ぶりにプラス基調で推移した。訪日外国人は売上高と客数ともに前年実績から倍増しており、東南アジアや中国からの旅行客が牽引している。