さらなるNISAの疑問を野村證券に聞きに行った Vol.2
投資経験が犂萎ゼロ〞の新人編集部員が自らの勉強も兼ねて、来春から始まる新たな投資優遇税制を徹底取材!果たして、ちゃんと理解できるのか?

Q3 NISAに向いている商品ってナニ?

A 一人ひとり向いている商品は違います。

それなりに投資経験のある人なら、自分自身の判断で個別銘柄をいろいろと組み合わせて買うのもいいですね。ただ、投資経験がまったくなく、「何を買えばいいのかわからない」という人の場合は、プロがあなたに代わって本格的な分散投資を実践してくれる投資信託を選ぶのもひとつの手かもしれません。

NISAの場合は途中で投資環境が大きく変化した場合に、いったん売却して別の投資信託などに乗り換えると、非課税枠を失ってしまいます。こうした点を踏まえると、投資家がわざわざ乗り換えなくても、相場環境の変化に応じて投資信託の中で臨機応変に組み入れ資産の見直しが図られていくタイプのバランス型ファンドが特にビギナーには適しているのではないかと思います。

当社の例ですと、NISAの対象商品は、「上場株式等」「株式投信」の全てとなります。取扱投資信託だけでも700本以上ありますので商品選定を迷われているお客様には、実績もあり、自信をもって勧められる、14本のファンドを選定した「ワンダフル・シリーズ」をご紹介しています。

商品を選ぶ際は、投資経験やリスクリターンを考えることが重要な要素となります。1年の非課税投資枠の100万円についてだけ考えるのではなく、金融資産全体について検討することも重要ですね。結果的に向いている商品は1人1人違ってくると思います。

Q4 NISAで損失が出たら、税金はどうなるの?

A もともと損失に対しては税金がかかりません。

株式や投資信託などへの投資で税金が発生するのは、利益が生じた場合です。利益に対して所定の税率20%(復興特別所得税を除く)を乗じた税金を課すルールですから、損失が出ている場合には税金を納める必要はありません。当然、NISA口座も同じルールです。

ただし、Q1に対する回答でも触れた通り、利益が出て初めてNISAの特典を享受できることもお忘れなく!

損失を被った場合には、むしろ損益通算ができないというNISAのデメリットと直面することになります。

山本泰正
野村證券 商品企画部長

1993年、野村證券入社。支店営業ののち、2007年岡本支店長、2009年福山支店長を経て2012年に商品企画課長に。現在、商品企画部長。



カブエデラックス

『ネットマネー』の新人編集部員。趣味・特技は笛を吹くこと。食べ歩きに並々ならぬ情熱を注ぐ。投資経験は正真正銘のゼロ。


この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。