2000年代の日本を盛り上げた格闘技ブーム。民放各局が大晦日に特番を組み、「PRIDE」「K-1 Dynamite!」「イノキボンバイエ」などの格闘技イベントを放映していたことは、多くの人々の記憶に新しいのではないでしょうか格闘技ブームを支えた功労者3名が、"大引退"するイベント「GLORY13」が、12月21日(土)に有明コロシアムにて開催されます。この日引退するのは、「20世紀最強のキックボクサー」ピーター・アーツ、「絶対王者」セミー・シュルト、「フライング・ジェントルマン」レミー・ボンヤスキー。いずれもK-1のチャンピオンに輝いた、歴戦の王者達です。「GLORY13」のゲストプロデューサーに就任することが発表されたのは、久々の表舞台となる元K-1プロデューサーの谷川貞治氏。2013年大晦日の「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」では、ボブ・サップ vs. 曙戦をマッチメイク。瞬間最高視聴率43.0%を記録した同試合において、K-1を視聴率で紅白歌合戦に勝った、史上唯一の番組へと成長させた名物プロデューサーです。その谷川氏が、K-1プロデューサーとしての歩みを振り返った書籍が『平謝り K-1凋落、本当の理由』です。格闘技雑誌の編集長であった谷川氏が、正道会館の石井和義館長とともにK-1を隆盛、そして凋落に導くまでを詳細に描いています。世界135カ国にテレビ放映され、ラスベガスやパリ、スイスなどの世界各国でイベントを開催。矢沢永吉やスティービー・ワンダーまでもが歌や演奏を披露するにいたった一大イベントK-1は、なぜこれほどまでに人々の心を掴んだのでしょうか。谷川氏は、下記のように分析しています。「K-1はルールを知らない人でも、見ればどんな試合か分かる。パンチとキックを使って相手をKOするだけ。組みついたり、投げたり、寝技や関節技を持ち込むことがないため、マニアックな複雑な技術は感じさせない。時間もボクシングに比べて、3分3ラウンドと短いため、選手はよりアグレッシブとなる。3分という時間は、テレビ的にCMが入れやすいのもいい。しかもトーナメントなので、システム自体が分かりやすく、ドラマになりやすい」「また、参加している選手が『世界』というのもいい。格闘技はやはり、最強であり、ヘビー級であり、世界大会であることがメジャーイベントの必須条件。今のスポーツ界を見ても、オリンピックやワールドカップのような『世界』を感じさせる大会しか一般の人は熱狂しない。K-1は"見る側"にとって、非常にわかりやすい要素がすべて揃ってスタートすることができたのです」K-1の第1回大会から参戦し「K-1四天王」の一角のピーター・アーツ、K-1 Grand Prix を唯一3連覇したセミー・シュルト、3度の優勝を果たしたレミー・ボンヤスキーの3名が、最後の死に場として選んだ「GLORY13」。果たして、K-1で世界中を熱狂させたファイターたちは、勝利して有終の美を迎えることができるのでしょうか。■関連リンク・GLORY13http://glory13.jp/
『平謝り―K‐1凋落、本当の理由』 著者:谷川 貞治 出版社:ベースボールマガジン社 >>元の記事を見る

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