さらなるNISAの疑問を野村證券に聞きに行った
投資経験が犂萎ゼロ〞の新人編集部員が自らの勉強も兼ねて、来春から始まる新たな投資優遇税制を徹底取材!果たして、ちゃんと理解できるのか?

NISAについて、あらためて教えて!

麗香サマからあっさりダメ出しを受けて、すぐにアタシは野村證券に追加取材を依頼しました。

「ビギナーにもわかるように、あらためてNISAについてレクチャーしてください!」と厚かましいお願いをしたら、笑顔で懇切丁寧に対応してくれたのが商品企画部長の山本泰正さんでした。ホントに優しいジェントルマンって雰囲気で、やだアタシ、ファンになっちゃいそうです……。

とにかく、恥をかくのを承知のうえでした超初歩的な質問にも、とてもわかりやすく答えてくれましたよ。疑問もすっかり解消したので、来年早々、NISAにさっそくチャレンジできそうですぅ〜。

Q1 NISAのデメリットってナニ?

A 損益通算等ができないことです。

投資額が年間100万円の枠内なら、どれだけ大きなリターンが発生してもまったく税金がかからないのがNISAの魅力ですが、その半面、損益通算等ができないというデメリットもあります。仮に、ある取引で損失が発生したとします。通常なら、他の株式や株式投資信託への投資で同じ年に発生した利益から損失分を差し引いたうえで売却益にかかる税金の申告を行ないます。つまり、利益と損失が合算されて、マイナスが生じた分だけ税負担は軽くなるわけです。

これが損益通算と呼ばれるものですが、NISA口座で取引した株式や投資信託はその対象外となっています。どれだけ損失を被っていても、ほかの取引で得た利益からその損失分を差し引くことはできません。利益が出た場合には非課税枠を存分に享受できるものの、損失が生じた場合には何も得られないわけです。したがって、やみくもにハイリターンを追究しないことが肝心でしょう。

Q2 NISAで失敗しないために気をつけることは?

A リスクのコントロールが大切です。

利益が出ても非課税なので、ハイリターンが期待できる投資対象に目を向けたくなるかもしれませんが、Q1に対する回答の中でも指摘したように、損失が出た場合のデメリットもきちんと頭に入れておいたほうがいいですね。安定的にリターンを得るためにも、リスクをコントロールすることが重要です。

方法は2つあって、そのひとつは投資対象を分散すること。さまざまな対象に分散しておけば、ある投資で損失を被っても、別の投資で得た利益がカバーしてくれるかもしれません。

もうひとつは「時間分散」と呼ばれるもので、投資のタイミングを何度かに分けること。一度に資金を投じると、結果的にそれが最悪のタイミング(高値つかみ)となってしまうかもしれません。しかし、毎月一定額ずつ積み立てたり、数カ月に1度の投資などを続けていけば、投資時期が分散されタイミングを大きくはずすリスクを減らせます。

価格が変動する商品を、定期的に継続して、一定金額ずつ購入する手法を「ドル・コスト平均法」といいますが、当社では、このドル・コスト平均法をお手軽にご活用いただく方法として、「ファンドるいとう」という積立投資サービスを提供しています。これは定時定額で投資信託を積み立てていくサービスのことで、毎月5000円からの少額で始めることが可能です。投資が初めての方にもお勧めの投資方法です。

山本泰正
野村證券 商品企画部長

1993年、野村證券入社。支店営業ののち、2007年岡本支店長、2009年福山支店長を経て2012年に商品企画課長に。現在、商品企画部長。



カブエデラックス

『ネットマネー』の新人編集部員。趣味・特技は笛を吹くこと。食べ歩きに並々ならぬ情熱を注ぐ。投資経験は正真正銘のゼロ。


この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。