[其ノ二 FX 為替チャート編]値動きナシ!デイトレなら豪ドルで
消えたトレンド。ドル、ユーロでは稼げない…。

ここ数カ月間、為替相場ではボラティリティー(値動き)が低下しており、投資家の取引が減少傾向にあります。

左図の月間の平均ボラティリティーを見てみると、6月をピークに、主要3通貨ペアすべて低下しています。豪ドル/円は3通貨の中でも一番値動きが大きいのですが、1日平均で見てみると2%超えは7月に1回、8月に2回、10月は24日時点で1回。6月には10回もあったことから考えるとかなり低下しているのです。

米国の量的金融緩和の縮小が9月のFOMCで先送りされ、年内の縮小の可能性も低くなっています。日米金利差の拡大も当面は考えられず、米ドルが大きく買われていくことは考えにくい状況です。

かといって、株式相場には追い風が続き、リスクオフ(リスク回避)にはなりにくいといえます。

結果として、円が積極的に買われるわけでもなく、レンジ相場で、かつ値動きの小さい相場が続くことを考えると、米ドル/円でのデイトレードなどは、あまりうまみはなさそうです。当面は、米ドル/円よりスプレッドが広いものの、豪ドル/円をトレーディング通貨として選択したほうがよさそうです。

どちらにしても、トレンドが出づらく、大きな値動きを狙ったトレードは期待できないため、じっと我慢することもひとつの方法です。

【今月のテクニカル軍師】
福島理(TADASHI FUKUSHIMA)
マネックス証券

テクニカル分析はもちろん、投資家の売買動向まで熟知。国際テクニカルアナリスト連盟・国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)。



この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。