若き建築家たちが“未来の家”をテーマに☆DOMANI・明日展

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その昔、若き芸術家たちはパリをめざして旅立ったけれど・・・。今、新しい経験と刺激を求める彼らが集うのは、文化庁の研修制度! 文化庁の「新進芸術家海外研修制度(旧:芸術家在外研修)」とは、若手芸術家を海外に派遣して、専門分野の研修を支援する制度のこと。
その研修成果を発表する場となるのが、2013年12月24日(火)から2014年1月26日(日)まで国立新美術館で開催される「未来を担う美術家たち 16th DOMANI・明日展 <文化庁芸術家在外研修の成果>」。

これまで、絵画・彫刻・陶芸・音楽・演劇・映画、さらにはアニメなどのメディア芸術といった様々な分野で研修員を派遣してきた中で、今回は初めて「建築」という未紹介のジャンルを取り込み、アートの多様性とそのパワーを紹介しようという試みとか。現在までに建築の分野で研修を受けた96名のうち半数近い44名の建築家が参加して、「未来の家」をテーマにひとつの作品を創り上げるとともに、絵画や彫刻など他ジャンルのアーティストと競演。

「参加者の皆さんは、それぞれにブースを設けてパネルや模型の展示を行いますが、ブースには多彩な個性があふれて、まるで市場のようなにぎやかさです。12月23日(月・祝)には<建築家DAY>と称して、出品作家の皆さんが会場に集まる予定ですので、作品についての質問などもお受けします。また、8人のアーティストによる作品もお楽しみいただけます」と広報担当の市川さん。

日本の美術界、建築界の明日を担う作家たちと、その作品群を一堂に見られるチャンス。海外で高度な研修を行ってきたアーティスト、建築家たちの、新しい感性が創り上げた世界を、この機会にぜひ。