アベノミクスが大多数の人のボーナス、給与にまで反映されるのは、まだ先の話【イラスト/斎藤ひろこ】

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2013年もあとわずか。今年思うように貯蓄できなかった人も、来たる2014年には心機一転、もっとお金を貯める年にしたいところ。そこで、今回から4回にわたって「2014年の家計管理のコツ」をご紹介します。消費税増税などのビッグイベントが控える2014年に、家計の“黒字幅”をアップさせる方法を、いっしょに考えていきましょう!

景気が回復しても、家計がラクになった人は少数派

 12月に入り、家計相談に来られるみなさんとの会話の中でも、冬のボーナスの話題がたびたび上るようになりました。

 みずほ総合研究所の調査によると、2013年冬の一人当たりボーナス支給額は、5年ぶりに上昇に転じる見込みとのこと(2013年11月時点の見通し)。たしかに、「ボーナスが上がった」という話もちらほら耳にしますが、家計相談の現場の実感としては、「あまり変わらない」という意見のほうが、圧倒的に多いようにも感じられるのです。

 アベノミクスでいくらか景気が上向きになっているのは事実だとしても、それが日本の大多数の人のボーナス、給与にまで反映されてくるのは、まだまだ先の話でしょう。つまり、今ボーナスが上がっている人は少数派であり、ボーナスばかりか給与まで上がっている人となると、本当にごく一握りといっても過言ではないのです。

 何がいいたいのかといえば、今の日本経済はまだ厳しい状況から脱したわけではなく、私たちは依然として、家計管理に神経を使わなければいけないということです。

 にもかかわらず、最近はボーナスで少々気が大きくなっていたり、あるいはボーナスが出ていないのに「増税前だから今のうちに何か買おう!」などと、“お金使いたいモード”になっている人が多くなっているようです。これは危険な兆候です。

増税前に“絶対”買っておくべきものは、ほとんどない!

 最近では、テレビや雑誌などでも、「増税前に何を買っておくべきか」といった特集が組まれています。相談者の方からも、トイレットペーパー、洗剤などの消耗品、あるいは長期で保存できる缶詰などを、今から安いときにちょこちょこ買っているという話を聞くことがあります。

 こうしたものはいずれ使うわけですから、買いだめしておいても、ムダということはないかもしれません。しかし、そのストックで家が占領されてしまうようだと、ストック置き場に家賃を払っているという事実がもったいないように感じられます。

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