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ライオン リビングケア研究所は、「季節による浴室のカビの生育」について研究を実施した。その結果、冬場はカビの色が薄いため認識しにくいものの、梅雨時期と同じ程度生えていることが判明。季節にかかわらず、カビ対策が必要であることが示唆されたとのこと。

季節による浴室の温度・湿度の違いを調べるため、首都圏の6家庭の浴室に温度計と湿度計を設置し、梅雨時期(2007年6月19日〜7月16日)と冬場(2007年12月22日〜2008年1月18日)のそれぞれ1カ月間の温度と湿度を計測。その結果、「梅雨時期」の浴室内の平均温度は28℃であるのに対し、「冬場」の浴室内の平均温度は16℃にとどまっていることが分かった。

一方、黒カビの増殖に適した高湿度(85%以上)になっている時間は、1日のうち「梅雨時期」も「冬場」も同程度であることが判明。このことから、冬場の浴室も黒カビが発生するリスクはあると考えられる。

また、「梅雨時期」と「冬場」の浴室環境を再現した条件で、黒カビの生育状況を比較した結果、「梅雨時期」の条件で生えたカビははっきりと黒く認識できるのに対し、「冬場」の条件では、色が薄く、認識しにくいことがわかった。一方、生えたカビの大きさの比較では、季節条件の違いによる差は小さく、菌数も差がないことを確認。季節条件に関わらず、同程度のカビが生育していることがわかった。

そこで、首都圏の家庭を対象に「冬場」の浴室におけるカビの発生状況を調べたことろ、カビが検出された所のうち「生えている」と生活者が認識できた所は、全体のわずか1割程度。同様の調査を「梅雨時期」に行ったところ、カビが検出された所のうち「生えている」と生活者が認識できた所は、全体の8割以上に及んだ。

これらの結果から同研究所では、「家庭の浴室では、冬場のカビは色が薄く認識しにくいため見逃されがちだが、冬場も梅雨時期と同様にカビが生えている」とコメント。「梅雨時期と同様のカビ対策が必要だと考えられる」と分析している。