「今、最もビジネス向きの国」ランキング―1位はアイルランド

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家賃や税金、技術、GDPなどを総合した評価の結果、ビジネスを始めるのに最も適した国はアイルランドであることが判明しました。2位はNZ、日本は28位です。

いずれは自分でビジネスを立ち上げたい、と考えている皆さん、どこで始めますか?アメリカの経済ニュースサイト「Fobes」が、「ビジネス向きの国ランキング2013」を発表しました。

ランキングのもとになっているのは、複数の研究機関、金融機関から発表された公式レポート。地価や税制、技術、政治や行政との関係、人や風土の自由さ、革新性、マーケットの状況や投資家保護といった要素を個別にランク付けし、総合ランキングを作成しました。

この結果、1位はアイルランド。前年の6位から飛躍的に上昇です。アイルランドと言えば2010年に経済破綻直前まで景気が悪化、国際社会の支援を受けた過去があります。しかしこれを糧に飛躍的な回復を見せ、現在は税収が目標額を上回るなど好調。

不動産の価格は上昇しているものの、2007年時点に比べるとまだ約半額レベルなのだそう。

アイルランドは税制、投資家の待遇、人のフレンドリーさといった点でビジネスに有利。実際に、TwitterやFacebookといったIT大手も昨年首都ダブリンにオフィスを新設しました。

2位はニュージーランド。市場自体は小さな国で、昨年の王者から陥落。しかし、2.5%のGDP成長、人の自由さ、投資家保護の点で優れていると同時に、汚職や官僚主義の要素が少ない点などが評価されています。

3位は香港。こちらも税制の有利さや投資家の優遇、行政の干渉を受けにくいことが評価されています。貿易の自由さも魅力のようです。

4、5、6位にデンマーク、スウェーデン、フィンランド、9位にノルウェーと、北欧勢が優勢。アジアでは香港のほか、シンガポールが7位と健闘しています。

気になるアメリカは14位。ビジネスを始める人にとっては、税率の高さと税制の複雑さが壁になっているようです。

ちなみに日本は28位。1人当たりGOP1は6000ドル(約600万円)、GDP成長率は2%、失業率は4.4%です。覚えておきましょうね!

言葉や文化の壁を考えると、日本で起業するのも便利かもしれませんが、億万長者を狙うなら、世界に挑戦するのが有利な様子。あなたはどこで起業する!?

参考:Ireland Heads Forbes’ List Of The Best Countries For Business
http://www.forbes.com/sites/kurtbadenhausen/2013/12/04/ireland-heads-forbes-list-of-the-best-countries-for-business/