オバケのQ太郎の誕生シーン 掲載誌ごとに様々なパターン存在

写真拡大

たまごは古来より、創造・誕生のシンボル。神様がたまごから生まれたという神話は世界各地に存在するが、たまごから生まれた日本の国民的キャラが「オバQ」だ。国民的マンガ『オバケのQ太郎』は、オバケの国のQ太郎が、人間界の正太君の家に居候するお話だが、その誕生の瞬間には、実はいくつものパターンが存在する。

『オバケのQ太郎』は、週刊少年サンデーをはじめ数々の雑誌で掲載されていたが、どの雑誌でも、第1話にはQ太郎がたまごからかえるシーンがある。その誕生シーンは雑誌ごとに異なっており、「オバQ誕生の瞬間」は以下の通り(上から「いつ」「どこで」「どのように」の順)。

「幼稚園」(1965年1月号)
・正太がかくれんぼのオニになっていたとき
・空き地に落ちていた
・持ち上げたが、怖くなって捨てた衝撃でたまごが割れた

「小学二年生」(1965年1月号)
・早起きした正太が、寝ぼけながらマラソンしていたとき
・道でたまごにつまずく
・持ち帰り、抱えたままふとんで寝始めたら誕生

「小学四年生」(1965年1月号)
・正太が新年パーティーのために歌の練習をしていたとき
・空き地に落ちていた
・下手な歌の影響でたまごが割れて誕生

「週刊少年サンデー」(1964年6月号)
・正太が友だちと忍者ごっこをしていたとき
・林の中で発見
・地面に叩きつけて割ってみたら誕生

これ以外にも「空からたまごが落ちてくる」(小学五年生、六年生)、「空き地でスキーをしていて発見」(小学三年生)、「『森で拾った』という友達と交換」(小学一年生)など色々なパターンが存在。「叩きつける」という、かなり乱暴なパターンから、「ふとんで温める」という、後の『のび太の恐竜』を彷彿とさせるようなものまで、その瞬間は様々だが、たまごから生まれたことだけは間違いない。

ちなみにオバQでは、雲の上にあるオバケの国の住人たちはみんなたまごで生まれる。それなのにQ太郎だけが人間界で生まれたのは、叔父のY助がオバケのたまごを運んでいる時に、Q太郎のたまごだけを外界に落としてしまったから、なのでした。

◆ケトル VOL.15(2013年10月13日発売)