2014年からスタートする少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」によって、新たに投資を始める人が増加すると言われている。対象となる金融商品は株と投資信託の一部だが、部分的な優遇処置により経済が活性化すると、対象外の市場も活況を呈する可能性は高い。経済状況を反映する為替レートの取引き――FX投資もそうした影響を受けそうな商品のひとつだ。

 FXに関しては昨今ビギナーでも手軽に自動売買が始められるシステムトレード、「ミラートレーダー」が登場したことで、シストレの敷居がグッと低くなった。このミラートレーダーの軸である「ストラテジー」について、先般、当サイトで掲載した「意外と思い違いも? 今さら聞けないFX用語のポイント5」で、FXについての仕組みをわかりやすく説明してくれたFXプライム byGMOで、『選べるミラートレーダー』を担当する原田さんと田中さんに話を聞いた。

「金融投資におけるストラテジーは、取引き戦略や売買戦略といった意味で、ミラートレーダーでは多数のストラテジーの中から“どれで取引きするのか?”を決めて、システムトレードを行ないます。ストラテジーにはそれぞれ特徴があって、単体で“無敵”なストラテジーというのは、残念ながらないんです。ポートフォリオを作るのと同じように、さまざまな特徴のストラテジーを組み合わせて、リスクを分散することが、安定的な運用には欠かせません」(原田さん)

 ではストラテジーを組み合わせて選ぶ時に、気をつけるべきことはあるのだろうか?

「当社では、厳選した300種類以上のストラテジーを用意しています。組み合わせを考える際には、戦略タイプを分散して、それぞれの短所を補い合うものを選ぶだけでなく、通貨ペアをいろいろ混ぜる――というのが、基本的な考え方ですね」(田中さん)

『選べるミラートレーダー』の特設サイトでは、「ストラテジーランキング」で人気の高いストラテジーがチェックでき、また「ストラテジー検索」では、シンプルに選びたい人向けの「かんたん検索」と、詳細に絞り込める「くわしく検索」がある。だが実際に運用しながら学べることは多いものの、ビギナーにとっては“この組み合わせ、どうなの?”という不安から、決め兼ねてしまうケースや、過剰に多くのストラテジーを選択してしまい、それぞれの状況を追い切れない――ということも起きそうだ。

「そういう人にオススメなのが『選べるミラートレーダー』の最大の特徴でもある、『ストラテジーパック』です。私たち専任スタッフが厳選した、通貨ペアや戦略が異なる複数のストラテジーを組み合わせたパッケージで、現在ご提供しているのは5種類。

 例えば、コツコツ運用しつつ、好機を逃さないようにしたい……という人向けの『卒啄の機(そったくのき)』。旬な通貨ペアを中心に、リスクを背負っても大きなリターンを目指す人向けの『旭日昇天(きょくじつしょうてん)』など、パッケージの特徴を踏まえた故事や四字熟語から名前を付けているので、イメージしやすいのではないでしょうか。その他にも、年末相場限定で季節的な市場要素に則した、短期集中の『【積極型】期間限定スペシャルパック’13冬』といった、特殊な時期に向けたパッケージもあります」(原田さん)

 予めプロが選んでくれた組み合わせがあれば、ビギナーにとっては始めやすいし、パッケージの説明文を読みながら、“自分の投資の方向性”を整理するのも良いだろう。しかしここで、2つの疑問が発生する。まず1つは“そのパッケージを選んだら、ずっとそのままにしておけばいいのか? それとも自分でストラテジーを入れ替えたりしてみても、大丈夫なのか?”という点。

「パッケージではありますが、ご自分でストラテジーを入れ替えすることは可能です。また、私たちも市場の状況を見ながら、それぞれのパッケージで“こう入れ替えた方がいいですよ”というアドバイスをご提供します。そのアドバイスに従ってストラテジーを変更しても良いですし、“状況を把握するのに多すぎるから、減らそう”とか、“このストラテジーが気になるから、1つ増やそう”といったアレンジも自由です」(田中さん)

「入れ替えをする際に気をつけておきたいのは、ストラテジーの評価をする時の『期間』についてですね。ストラテジー選びをする時、長期での実績で選んだ場合――例えば90日の取引き実績で“これにしよう”と決めたら、90日の運用結果で善し悪しを判断するというのが、大切だと思います。

 90日の結果で選んだのに、2週間程度の実績で“結果が悪い”と判断して入れ替えてしまうと、そのストラテジーの良さが発揮される前に、切ってしまうことになるからです。短期間で入れ替えすぎるのは、オススメできません」(原田さん)

 そしてもう1つの疑問は、ズバリ予算のこと。実はそれぞれの「ストラテジーパック」に記載されている「推奨保証金額」が、全て7桁――100〜300万円なのだ。ビギナーが最初に“チャレンジしてみようかな”と思える目安は、30万円くらいまでではないだろうか。

「この推奨保証金額の目安というのは、それぞれ1万通貨単位で投資して、かつよほど大きなドローダウン(失敗)が全部のストラテジーで起きても大丈夫――といった、最悪のケースを想定しての保証金設定です。提示金額がないと、そのストラテジーパックを運用できないわけではありません。

 例えば、それぞれの投資を1万通貨ではなく、1/10の1000通貨(1K)から始めることが可能です。その場合には、記載されている推奨保証金の1/10――10数万〜30万円あれば、同様に“最悪のケースに備えた”状態で取引きできますよ」(原田さん)