久々に大幅な上昇を遂げたのだから、多くの投資家の視線が日本株に集中するのは無理もない。だが、日本株の低迷期もほぼ一貫して上昇基調を続けてきたのが米国株だ。世界最注目の市場には、おのずと無数のチャンスが潜んでいるはずだ!

バラエティーに富んだ米国市場上場のETF

グローバルな視野で、本格的な分散投資を手軽に実践できるのがETF(指数連動型上場投資信託)。近年、東京証券取引所も積極的に上場数を増やしているが、世界で最も豊富にETFの選択肢がそろっているのが米国市場だ。マネックス証券もその取り扱いに注力しており、随時ラインアップが拡充されてきた。

「低コストで分散投資を行なえるのがETFの魅力で、現時点で当社は130銘柄を取り扱っており、国内の証券会社では最大規模となっています。9月30日には、日本で初めて『ウィズダムツリー ジャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンド』の取り扱いも開始しました」(山田さん)

同ETFは日本の小型株で構成されるウィズダムツリー・ジャパン・ヘッジド・スモールキャップ・エクイティ・インデックスという指数に連動。米国の投資家向けに設定されたので、米ドル・円の為替変動がヘッジされているのが特徴だ。また、運用を手がけるウィズダムツリー社は、「ヘッジファンドの帝王」と呼ばれたマイケル・スタインハルト氏が設立したことでも広く知られている。

こうしたバラエティー豊かなETFを自在に選べるだけではない。マネックス証券は来春に、米国株や米国上場のETFもNISA口座で投資できるようにする予定だ。特にETFは中長期的なスパンでグローバル分散投資に取り組む際の有力なツールとなるので、NISAがよりなじみやすいと言えるだろう。

税金の計算が一気にラクに!今年中に特定口座の取り扱いを開始

売却益に関わる税金の申告作業の事務的な作業を投資家に代わって証券会社が進めてくれるのが特定口座で、国内株式の取引ではすっかりおなじみの存在。ところが、これまで米国株は特定口座で取り扱われていないのが常識だった。そこで、マネックス証券は年内をメドに米国株も特定口座で取り扱えるように対応する予定だ。

米国ETF人気ランキング

1位 バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF
株価:57.99ドル

マネックス証券では不動の人気。これ一本で先進国、新興国を含む世界47カ国、8000銘柄に分散投資ができる。

2位 バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツ ETF
株価:42.24ドル

新興国投資の王道。全世界の新興国市場の大型株・中型株に投資する。低コストで新興国に投資ができる。

3位 iシェアーズ MSCIコクサイ ETF
株価:51.12ドル

日本を除く先進国の株式に投資する。日本株は個別に投資する投資家に適したアロケーションモデルを提供する。

4位 iシェアーズ MSCI インドネシア ETF
株価:27.29ドル

インドネシアの株価指数に連動するリターンを目指すETF。米ドル建てでインドネシア株式に投資する代表的銘柄。

5位 バンガード・トータル・ストック・マーケット ETF
株価:91.74ドル

米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーするインデックスへの連動を目指す。米国株に幅広く投資。

6位 iシェアーズ 米国優先株式 ETF
株価:38.13ドル

米国の優先株式で構成される指数と同等の投資成果を目指す。優先株は、普通株よりも配当が優先される株式。

7位 iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
株価:177.19ドル

米国の時価総額上位500銘柄で構成されるS&P500株価指数との連動を目指す。米国大型株投資の定番ETF。

8位 iシェアーズ 米国不動産 ETF
株価:67.71ドル

米国の不動産セクター株式で構成される株価指数と連動した成果を目指す。米国REITに低コストで投資が可能。

9位 バンガード・FTSE・ヨーロッパ ETF
株価:75.20ドル

欧州先進諸国の株式市場に上場する大型株および中型株が投資対象。欧州先進国市場全域に分散投資。

10位 iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF
株価:43.00ドル

新興国株式全体の値動きを示すMSCIエマージング・マーケット・インデックスと同等の投資成果を目指す。

※株価は2013年10月28日現在。ランキングは、2013年9月のマネックス証券月間取引ランキング

山田真一郎
マネックス証券



山岸大統
マネックス証券



この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。