「強い銘柄」の代表株はミクシィ

 ここ最近、アクティブ個人や証券会社の自己屋の連中が最も注目している銘柄のひとつがミクシィ(2121)です。同社株は10月8日に1064円の年初来安値を付けました。しかし、この原稿を書いている12月10日9時46分現在、前日比1500円高の9060円のストップ高買い気配です。まさに、「強い銘柄」です。

 ミクシィの株価上昇は、9月に配信を始めたスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」の人気上昇が手掛かりになりました。「モンスターストライク」は、球形の味方キャラクターをおはじきの要領で敵モンスターにぶつけるゲームです。ミクシィは主力のSNSの不振が続いていますが、「モンスターストライク」がこのまま順調に成長すればとの期待が芽生えたのでしょう。

 なお、同社株の急騰の需給的な背景は、通常の制度信用の空売りではなく、貸し株市場で株券を調達して、空売りを仕掛けていたヘッジファンドの買戻し観測も囁かれていますが、真偽の程は定かではありません。

LINE関連銘柄も「強い銘柄」

 それはともかく、ミクシィ以外では、LINE関連も非常に強い動きです。例えば、アドウェイズ(2489)とネットイヤーグループ(3622)ですね。

 スマートフォン向け無料通話・チャットアプリの開発を手掛けるLINEに関しては、東京証券取引所に上場する方針を固めたと一部で伝わっています。時期は2014年夏をメドに調整しているとみられ、時価総額は1兆円規模になる可能性が指摘されています。LINEの13年4〜6月期の売上高は128億円と前年同期の4.5倍、1〜3月期比で45%増えました。アプリは無料で、「スタンプ」と呼ぶイラストの販売やゲーム課金などを収入源にしています。

 なお、LINEは、10月25日、「本日、一部報道機関において、当社が上場する旨の報道がありましたが、当社が発表したものではございません。当社といたしましては、今後の事業拡大のため、様々な可能性を検討しておりますが、現段階におきまして、正式に決定している事実はありません。今後開示すべき事項が決定された場合は、速やかにお知らせいたします。」とのコメントをリリースしました。

 しかし、それでも、LINEの上場期待や高成長期待を背景に、東京株式市場では関連銘柄群が値を飛ばしています。ちなみに、アドウェイズは、LINE株式会社と代理店契約を締結し、「LINE フリーコイン」の販売を開始しています。また、ネットイヤーグループで、ソーシャルメディアマーケティング支援の株式会社トライバルメディアハウス(本社:東京都港区)は、LINE@の代理販売、開設・運用支援サービスを開始しています。

 株価の方は、アドウェイズは、7月安値208円が、12月10日9時51分に3275円に化けています。一方、ネットイヤーグループは7月安値561円が12月10日10時5分に2975円に化けました。

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