久々に大幅な上昇を遂げたのだから、多くの投資家の視線が日本株に集中するのは無理もない。だが、日本株の低迷期もほぼ一貫して上昇基調を続けてきたのが米国株だ。世界最注目の市場には、おのずと無数のチャンスが潜んでいるはずだ!

日本株の低迷期も米国株は高値を更新!

年末が迫っているが、今年はグローバルに見て日本株のパフォーマンスが突出したことは、揺るぎない事実となるだろう。もっとも、視点を変えれば、それだけ日本株が大きく出遅れていたということだ。現に、米欧の株価はすでにリーマン・ショック前の高値水準を超えているが、日本株はそれを果たしていない。

日本に住んで日本円で生活しているのだから、投資も日本株を中心に考えるべき――。このように説く専門家もいるが、中長期的に期待できる成果を見通せば、疑問符もつけざるをえないだろう。今年は非常に報われた投資家も多いだろうが、それまでは長らく大変な辛抱を強いられたのだ。

「世界的な経済成長に応じて上昇していくのが米国株で、リーマン・ショックに見舞われた08年以外、ほぼ一貫して上昇基調が続いています。こうしたことから、最初に米国株への投資を考えるのが世界的にごく自然な行為です」

こう指摘するのは、マネックス証券で米国株サービスを担当する山岸大ひろ統とうさんだ。大震災というアクシデントがあったとはいえ、日本株がレンジ相場を抜け出せなかった時期も、米国株は史上最高値を更新し続けてきた。にもかかわらず、米国株を視野に入れないのは、間違いなく大きな?機会損失〞だと言える。

米国株の魅力は成長スピードグローバル企業に直接投資できる!

株価が着実に高値を更新するのは当然!

では、同じく先進国の株式市場でありながら、日本株は本格的な強気相場がめったにやって来ないのに、米国株はどうしてコンスタントに上昇し続けるのだろうか?

「米国にはグローバル市場で圧倒的なシェアを獲得している企業が多く、新興国市場で収益を拡大して着実に利益成長を遂げています。主要な米国企業の業績はリーマン・ショック以前の水準まで回復しているのですから、米国株が上昇し続けるのは当然の現象でしょう。著明な米国企業は、グローバルに儲ける仕組みを構築しているのです」(山岸さん)

下に列挙した企業名を見渡せば明らかなように、米国には世界に名だたる企業がめじろ押しだ。しかも、米国の株式市場自体が世界最大規模を誇っているので、絶えず大量の資金が出入りしており、日本株のようにしばらくスルー(放置)され続けるリスクは極めて低い。

加えて、米国株には日本株のような過保護的な自転車の補助輪(1日の値幅制限)みたいなものもない。同じくマネックス証券の山田真一郎さんはこう語る。

「常に米国市場には相応のボラティリティー(値動き)があり、その点に着目して短期売買目当ての投資家からも資金が入りやすいです。一方、米国ではM&Aが日常茶飯事ですから、事業規模の拡大も一気に進み、株価にそういった変化を反映しがちです」

ドッグイヤーのIT企業を含め超有名企業がズラリ

アップル(AAPL)
アマゾン(AMZN)
グーグル(GOOG)
マクドナルド(MCD)
アドビ(ADBE)
アイビーエム(IBM)
スターバックス(SBUX)
マイクロソフト(MSFT)

米国株ってどんな特徴がある?

・上場銘柄数は世界トップの約6400
・市場のボラティリティーが高い
・M&Aが頻繁なので、株価の成長スピードが速い
・グローバルに展開する銘柄が多数

マネックス証券で米国株を買ったときのコストシミュレーション

最低手数料が5.25米ドルで基本は約定代金の0.4725%

つまり、日本円に換算して10万円の株を買ったら約525円かかる

20万円の株であれば945円

ただし、上限は21米ドルでどんなに高い株式を買っても手数料が2100円以上かかることはない

たとえばグーグルを2株買う場合1株895.72ドルだから、8万9572円×2株×0.4725%=846円の手数料となる

※10月17日現在の数値。為替は1ドル=100円で試算換算。

山田真一郎
マネックス証券



山岸大統
マネックス証券



この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。