クロアチアで開催された「ゴールデンスピン・オブ・ザグレブ」の女子シングルプログラムで優勝したキム・ヨナ(23)は9日、仁川国際空港を通じて帰国。記者会見所で、衣装論難に対して直接立場を明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 この日キム・ヨナは議論となったショートプログラムの衣装について「重要なのは衣装(だけ)ではない」とし、「衣装も重要だが、競技力の方がより重要だ」と述べた。

 続いて「衣装にあまり興味を持ち過ぎない方がうれしい」と、不必要な論議に大きな関心を払わないようにとして、き然とした姿を見せた。

 キム・ヨナは今回の大会では、新しいショートプログラム「悲しみのクラウン」を披露し、その際には黄色の衣装を身に着けていた。これについて一部のファンが「たくあんだ」、「ひよこのイメージ」などの反応を見せ、衣装論難が起こった。

 キム・ヨナの所属事務所であるオールザットスポーツは媒体を介し、「今回のキム・ヨナの衣装は、国内のデザイナーであるアン・ギュミ氏がデザインし、製作したもの。選手側の意向が反映され、原曲の感じに合わせて、暖かく叙情的な感じを与えるように製作した」と説明した。

 一方、この衣装をデザインしたアン・ギュミ氏は公式ブログで、「一部の悪質な書き込みの継続的な活動のため、情報共有の場が変質する恐れがあり、しばらくブログを閉鎖しておきます。ご了承ください」という文を掲載。その後、同ブログは、暫定的に閉鎖した。(編集担当:李信恵)