写真提供:マイナビニュース

写真拡大

2013年度上期(4〜9月)に発生した、鉄道係員(駅係員や乗務員など)に対する暴力行為の発生状況がこのほど発表された。暴力行為の件数は前年同期に比べてわずかに減少したが、引き続き暴力行為の根絶を訴えるため、日本民営鉄道協会加盟各社やJR5社、東京都交通局など76社局で暴力行為防止ポスターを掲出する。

鉄道係員への暴力行為の件数・発生状況について集計を行ったのは大手私鉄16社。今年度上期の暴力行為の発生件数は110件で、2012年度の同期より7件減少した。それでも上期の件数としては、2008年度に前年度の82件から111件へ急増して以来、6年連続で100件を上回ったことに。22時以降、とくに飲酒をともなった場合に多発する傾向が依然として続く一方、水・木曜日と日曜日には発生件数が比較的少なくなるという現象も。発生場所はホームが最も多く44件。次いで改札(34件)、通路(10件)、車内(9件)の順となった。加害者の年齢層では、30代・40代・60代がそれぞれ2割以上を占めた。

これを受けて鉄道事業者76社局は、駅構内や列車内などに暴力行為防止ポスターを掲出することに。「STOP暴力」という直接的な言葉と、改札機をモチーフにしたデザインで、暴力行為を未然に防ぐことをめざすとともに、鉄道業界全体が結束し、暴力行為に毅然とした態度で対応することを訴える。「暴力行為防止ポスター『STOP暴力』」は駅構内に7,000枚、列車内に約5万8,000枚掲出する予定。掲出期間は2014年2月8日まで。

(佐々木康弘)