Androidに続きiPhoneも…12月中旬より18歳未満のLINEID検索制限へ

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1番よく使っているという人も多い『LINE』。そのLINEのIDを利用して、性犯罪に巻き込まれる事件が多発しているという話は以前「家族や友だちは大丈夫?LINEなどで子どもの性犯罪被害が去年の3倍に」でご紹介しましたね。

出会い系アプリや非公式の掲示板にIDを公開する人が増えたことで、LINE株式会社は18歳未満のユーザーはLINE ID検索ができないような対策をAndroid先行で行っていましたが、12月中旬よりiPhoneでも同様の措置をとることが決定しました。

 

■18歳以上だから関係ない? 年齢認証はID検索を行うためには“全員”必須。

これにより、通信キャリアから提供される年齢認証で年齢判定サービス」を活用し、“ユーザー同意のもと”、18歳かどうかを判別することとなります。つまり、18歳以上のiPhoneユーザーも、ID検索を利用する場合は年齢認証を行う設定をしなくてはならないということになりますね。

どのような認証フローを行うかはまだ未発表のようですが、「【Androidユーザー必見】LINEの年齢認証が失敗してしまう時の対策法」と同様に、認証できずにID検索が失敗してしまう……というトラブルは今後増えていきそうです。

 

■友だち募集を目的とした非公式サービスは75%が閉鎖へ……

また、LINE株式会社はApp StoreやGoogle Playのレビュー欄をチェック、LINEの友達を募集するような書き込みを発見した場合、Apple社とGoogle社に削除要請を行っていたり、友だち募集を目的とした非公式サービス運営事業者に対して抗議・差止要求を行い、把握した非公式掲示板のうち75%以上を閉鎖するなど、青少年保護に力をいれているようです。

しかし「家族や友だちは大丈夫?LINEなどで子どもの性犯罪被害が去年の3倍に」内でもご紹介したように「LINE ユーザーURL」を使って友達を募集するなど、あの手この手で不特定多数の人と出会い目的でIDを交換している人たちが居るのも確か。根絶するのはなかなか難しいようです。

 

少し面倒と感じる人もいるかもしれない「年齢認証」ですが、インターネットの出会いには危ない側面も多数あることを理解し、青少年保護のために協力する気持ちが必要ですね。