【レギュラーシーズンを終えたJリーグ。毎年恒例、今年のJをラモス瑠偉がスパッと切る! まずはJ2編】

最終節のアディショナルタイムでプレーオフ進出を決定した、千葉の兵働選手のボレーは本当にすごかった。ああいうのがJ2でも見られてうれしいよ。

ただ、今年のJ2の中で、がっかりしたチームの一つが千葉だ。もっと上に行ってもよかった。いい選手がいるのだから、本当はG大阪や神戸を脅かさなければダメだ。

他に期待外れだったのは、栃木、山形と横浜FC。僕はせめてプレーオフには出るだろうと思っていたよ。それに、選手を大幅に入れ替え、ほぼ新チームとしてスタートした北九州より下だったチーム、愛媛、富山、熊本、群馬、岐阜、鳥取には大いに反省してほしいと思うね。

ずいぶん厳しい意見になってしまった。ただ、一方で本当に頑張ったチームがあるから、今季ダメだったチームは来年、そんなチームを見習って頑張ってほしい。

今年素晴らしいと思ったのは、長崎と松本。高木監督も反町監督もJ2での戦いをよく知っているから、躍進することができたのだと思う。最終的には8位になってしまったけれど、札幌も財前監督がよくまとまったチームを作った。

G大阪と神戸はいい選手が揃っていた。自動昇格は当然だよ。選手層が整っているチームがJ1に上がることは、来年のJ1を大きく盛り上げてくれるということだ。楽しみにしているよ。

さて、では今年のJ2のMVPは――宇佐美。昔から好きだけど、ヨーロッパから戻ってさらによくなった。海外では出番に恵まれなかったけれど、素晴らしく成長していると思う。来年見逃しちゃいけない選手だね。