ネットショッピングサイトの2大勢力であるAmazonと楽天に対抗するべく、めまぐるしく動くクレカやポイントサービス業界。資産運用をする上でも重要なメインカード選びを、2人のカード賢者に指南してもらった。

◎ますます進化するクレカ&ポイント 最新トピックス4

[TOPIC 1] Yahoo! JAPANとTポイントの統合でポイント勢力に変化あり

 7月1日にYahoo!ポイントとTポイントの統合が完了。次は、TポイントのT-IDをYahoo! JAPAN IDに統一する取り組みがスタートした。このことでネットにもリアルにも強い日本最大の共通ポイントサービスが誕生。Yahoo! JAPANのポータルサイトにはTポイントの利用可能ポイントが表示されるのでわかりやすく、Yahoo!ショッピングで貯めたTポイントを、ドトールやガストで使うといったこともでき、互いの利便性が高まった。

 この提携が大手ショッピングサイトの勢力に影響ありと言うのはカード評論家の岩田昭男さん。

「両者の会員が統合されたことで、会員数約7000万人という一大勢力が誕生。Yahoo! JAPANが弱かったポイント力やリアル店舗の開拓が、Tポイントと統合したことで補完され、より魅力的なポイントになりました」。

 業界のポイント勢力図にも影響し、Yahoo!ポイントとJALマイル、nanacoポイントとの交換ルートが終了。もともとTポイントと提携していたANAとSuicaとの結びつきが強くなるなど、ポイント交換に変化が。今後の交換状況の動向にも注目しておきたい。

7月1日でYahoo!ポイントがなくなり、Tポイントに統合。Yahoo!ポイント利用者にとってポイントの使い道が拡大した。Yahoo! JAPANとTポイントの統合でポイント勢力に変化ありTポイントのT-IDをYahoo! JAPAN IDに統一。今後はYahoo! JAPAN IDにTカード番号を紐づける形で運用される。

[TOPIC 2] 2%還元の『リクルートカードプラス』など高還元率クレカに新潮流

 業界最高水準2%の『リクルートカードプラス』のように、年会費はかかるものの、どこで使ってもポイント還元率が高いクレカが増えている。

「これはメインカードにしてほしいという意向の表われ」だと岩田昭男さん。背景には利息を取りすぎていたカード会社の過払い騒動が一段落し、資金に余裕が出てきたこともある。

「還元率はお得度の指標になっているので、今後も還元率競争はなくならない。今回、2%のクレカが登場したことで、ますます魅力的なクレカが登場しそうです」

■還元率2%『リクルートカードプラス』(年会費2100円)

『リクルートカードプラス』

年会費が2100円かかるものの、ポイント還元率は2%と最高水準。ポンパレモールやじゃらんnetなどのリクルートサイトで5〜13%の還元率が得られる。ポイントは10のリクルートサイトで使える。

■還元率1.2%『リクルートカード』(年会費無料)

『リクルートカード』

年会費無料にもかかわらず、100円の利用につき1.2ポイントが付与される。どこで利用しても還元率1.2%になるので、公共料金やケータイの支払いに使うとお得で、メインカードとしてもぴったり。

[TOPIC 3] 安心してネットショッピングできるバーチャルカードがゾクゾク登場

 初めて利用するネットショップや海外のショッピングサイトでは、クレカ番号の入力にためらうもの。より安心して利用できるよう、クレカと紐づけて使えるバーチャルカードが登場した。このサービスに申し込むと、Webの会員ページにネットショッピング専用として利用できるカード番号が表示される(プラスチックカードは発行されない)。このカード番号は自分のクレカとは別のものになるので、クレカ決済の便利さはそのまま、安心してネットショッピングが楽しめる。

■『エポスバーチャルカード』

『エポスバーチャルカード』

エポスカードのユーザーが年会費無料、発行手数料無料で利用できる。申し込みは「エポスNet」から簡単に行なえ、利用可能額は利用の度に自分で設定。使わない時は0円にできるので安心。

■『楽天バーチャルプリペイドカード』(プリペイドタイプ)

『楽天バーチャルプリペイドカード』

楽天カード会員が利用でき、「楽天e-NAVI」で購入可能。購入時に決めた金額をチャージできるプリペイドタイプなので、ゲーム用、音楽用などと用途別に用意して支払い管理をすることができる。

[TOPIC 4] 緊急医療サービスも受けられる。カード選びが新時代に突入

 コンシェルジュサービスで高い評価を得るインターナショナルSOS社が、7月1日より「アスパイヤー・ライフスタイル」という個人向けサービスの日本での提供を開始。このサービスをいち早く取り入れたのが、国内初のマルチカレンシー(他通貨対応)機能を搭載するJACCSの『Gonna』。有料にはなるものの空港送迎や海外空港での手続きをエスコートするなど、便利なサービスが揃う。プレミアムカードの特典はラウンジ利用などが一般的だったが、これからはサービスが多様化する傾向にある。

■「アスパイヤー・ライフスタイル」のサービス

●コンシェルジュサービス
24時間365日、あらゆるリクエストに、趣味や嗜好に合わせてきめ細かく対応。

●空港VIPサービス
世界400以上の空港でラウンジの利用や優先手続き、空港送迎のサービスが受けられる。

●オンライン渡航先情報
海外旅行時に日本語で各国の最新医療情報や都市情報、トラベルアドバイスを提供。

●グローバルアシスタンス
海外旅行中の緊急時や現地医療対応のためのアシスタントサービスを提供。

■Visa トラベルマネー『ゴナ』

Visa トラベルマネー『ゴナ』

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルの4通貨と日本円をチャージできる海外専用プリペイドカード。世界200以上の国と地域に設置されたATMで現地通貨をチャージできるので、為替リスクがなくお得。

今、このサービスが付いているのはこのカード!!