11月に発表された中国側の「東海防空識別区」図

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湖南省の中南大学大学院在籍中に邱永漢氏と出会い、卒業を待たず、2005年から氏が亡くなる2012年5月16日まで秘書として中国ビジネスと中国株を直接学んだ上田尾さん。「防空識別圏」問題に対する報道が日中で過熱するなか、上田尾さんが実感する中国の人たちの本心は? 個人ベースの小さな交流の大切さを訴えます。

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 最近の日中関係の悪化は、これまでには感じなかった日常生活の中でも感じることが多くなってきました。

 地元のテレビでも日本の外交や自衛隊の動きなどのニュースが常に流されており、日本の行なっていることはいかにも中国にとって悪い影響を与えるような感じで報道されています。

 特に今は防空識別圏のことで、ニュースでは日本でも中国でも大変な騒ぎになっています。

 日本で報道されているのは皆さんご存知のとおりですが、中国では今回の防空識別圏問題については、
「多くの国が認めているのにひとつの隣国だけがとやかく言い、摩擦を作り上げて地区の安定を破壊している」とか、「今回の防空識別圏は重複する部分があるが、重複空域の飛行安全について中国側は双方の対話と意思疎通の強化を提案したし、その意思を十分に誠意をもって示した。しかし日本側は対話のドアは常にオープンだと言いながら実際はそのドアを開けようとしない。また日本の虚偽性が暴露された」
 と報道しています。

 多くの人がその報道を真に受けて日本に対する敵意がどんどんと高まっている状況なんだと思います。

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