ハインツ日本の岡部耕二さん

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スーパーに行けばいつも並んでいる冷凍のハンバーグ。何の変哲もない「お弁当のおかず」と思われがちだが、今、ある商品が爆発的な人気を集め一時は品薄状態が続いていたことをご存知だろうか。

それは、ハインツ日本の冷凍個食「贅沢ハンバーグ 濃厚チーズ IN 本格デミグラスソース」だ。

「『一度試していただければ』という自信はあった」

今年9月から10月にかけて同製品のウェブページには

「現在想定を超えるお客様の反響があり、在庫が少ない状況が続いております。大変ご迷惑をお掛けしておりますことを心からお詫び申し上げます」

との告知が掲載されていた。

きっかけは、2013年8月にテレビのランキング番組で取り上げられ、食のプロ50人による実食の評価で1位を獲得したことだ。2位も同シリーズの「柔らかほぐし肉の濃厚シチューソース」(9月のリニューアルにより販売終了)でツートップを決めた。

「贅沢ハンバーグ」シリーズは通常より価格帯が上のプレミアムラインとして、2013年春に発売され、秋にリニューアルされた。食材や製法にこだわった肉厚のパテに、名だたる一流料理人との交流により磨き上げられてきたハインツならではのノウハウを生かした特製のデミグラスソースをたっぷり添えている。

爆発的なヒットは市場全体を牽引し、冷凍ハンバーグ市場は約4割の新規ユーザーを獲得(カスタマー・コミュニケーションズ調べ)。ハインツが牽引する形で市場は大きく成長した。ハインツ日本マーケティング本部で家庭用冷凍食品のカテゴリーマネージャーを務める岡部耕二さんは、この背景を少子化・核家族化による世帯数の増加と構成人数の減少と個食化、というライフスタイルの変化にあわせ「冷凍個食」が人気になった――と説明する。

「潜在的なニーズがあることに加えて、冷凍個食カテゴリーは総じて味のレベルは高い。『一度試していただければおいしさをわかってもらえる』という自信はありました」(岡部さん)

家ではなかなか再現できないプロの味を家庭で手軽に

ランキング1位を獲得した「濃厚チーズIN 本格デミグラスソース」は和牛をブレンドしたジューシーな「ビーフ100%」ハンバーグに、とろけるチーズを包み込み、ボルドー産赤ワインを加えた香り高いデミグラスソースをからめた。

また9月のリニューアルにより「柔らかほぐし肉の濃厚シチューソース」の後継商品となった「黒毛和牛の旨味と特製ビーフ入りデミグラス」は、黒毛和牛をブレンドしたジューシーな「ビーフ100%」ハンバーグに、柔らかほぐしビーフの旨味が溶け込んだ味わい深いデミグラスソースを合わせて、さらに味を高めた。

いずれも、家ではなかなか再現できないプロの味を家庭で手軽に楽しめるのがウリという。