日経平均株価が1万4000円台をうろうろする退屈な相場が続いているが、いよいよ年末高アノマリーを期待する季節に突入!年前半に儲けた人の利確売りなんて軽くいなして、独自好材料でブチ上げていく、メガ馬力株を狙え!!

欧州航空機メーカー大手のエアバス。その最新鋭大型旅客機「A350」の試験飛行が順調に進んでおり、来年下半期の第1号機納入が現実味を帯びてきた。第1号は中東のカタール航空で、スムーズに当局の認可が下りれば、来年後半の納入になる見込みだ。

その「A350」の導入を10月上旬に発表したのが日本航空(以下、JAL)だ。旧・日本エアシステムと合併していた時代を除くと、JALがエアバス機を購入するのは初めて。従来は小型機を除くとすべて米国ボーイング社製だった。かつての人気テーマに「ボーイング関連」があり、その関係企業は「ボーイング・ファミリー」と呼ばれたほどだ。

ボーイング関連株にとって、JALのエアバス導入はマイナスに映るが、高い技術力を持つ日本の航空機関連企業はエアバス、ボーイングの双方と取引関係を持つところが多い。そのため、エアバスとボーイングの世界競争の中で、日本の関連企業の存在感が高まりやすい。具体的には、三菱重工業、帝人、川崎重工業、日機装、横河電機、カシオ計算機、パナソニック、新日鉄住金、昭和飛行機工業などで、関連企業は多いのだ。

その中で、放電精密加工研究所は今年5月に「A350」が使用するロールス・ロイス製のエンジン向け部品の新工場を愛知県に建設することを発表。2015年度後半の稼働を目指し、月10基分のタービン用ブレードを生産する体制を整えるなど、すでに設備投資に動き始めた。

昨年来の株価上昇トレンドを継続するミネベアにも注目だ。ミニチュア・小径ボールベアリングは世界シェア60%。エアバスにも納入する航空機用ベアリングであるロッドエンドベアリングでは世界シェア60%超を握り、需要拡大メリットは大だ。2004年には「エアバスA380を支えるミネベア製ベアリング」として、ミネベアは1機当たり850以上のベアリングをエアバスに納入する。エアバス関連の中軸銘柄となる可能性が高い。

エアバス最新機登場で儲かる5銘柄

【富士重工業(東1・7270)】2603円(100株)
垂直尾翼を手がける。本業では「レガシィ」のモデルチェンジ効果などが◎。来期業績の動向に関心が移る時期。

【新明和工業(東1・7270)】763円(1000株)
翼胴フィレット・フェアリングなどを担当。高圧洗浄車「ジェットクリーナ」で除染関連としても注目。

【ジャムコ(東2・7408)】1345円(100株)
垂直尾翼構造材、ギャレーを製造する航空機関連の中核企業。開発費が峠を越す来期業績の飛躍が材料に。

【東レ(東1・3402)】654円(1000株)
中弾性率炭素繊維で世界首位級。グローバルな先端素材メーカーに進化。各事業でトップユーザーとの関係は密。

【住友精密工業(東1・6355)】403円(1000株)
主翼脚のギア引き込み固定装を手がける。ANAから航空機降着装置の整備・修理事業(MRO事業)を買収。

※株価は2013年11月8日現在。

この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。