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青森県の青い森鉄道はこのほど、2014年3月デビュー予定の新型車両「青い森703系」が青森市に到着したことを発表した。

青い森703系は、JR東日本のE721系をベースにした新造車両。同社としては2002年の目時〜八戸間開業時に新造した1編成(2両)以来、11年ぶりの車両新造となる。

同社は現在、9編成(18両)で運行しているが、祭り期間の旅客増や冬季の乗客の着膨れなどによる混雑に加え、2014年春の筒井駅開業にともない、さらなる旅客増が見込まれることから、車両の追加を決断。JR東日本に譲渡可能な中古車両がなかったため、2編成4両を新造することとした。車両外観は、現在の青い森701系のイメージを踏襲しつつも、全体が丸みを帯びた形状に。車体幅は青い森701系より15cm広くなり、車内の通路幅も従来より広がった。長さ20.0m、幅2.95m、高さ3.55mとなっている。

車内はセミクロスシートで、ボックスシートの間隔にもゆとりを持たせた。ステップのないフラットな床面のため、客室内の面積も広がり、定員も青い森701系(セミクロスシート)の258人から270人に増える。ドア横のドアボタンの位置は従来より低く、挟み込み防止のために2段階での扉止めを行うなど、乗客の利便性や安全性にも配慮。バリアフリーにも対応しており、車いすでもスムーズにトイレの利用が可能だという。

運行機器については保安装置や電気機器を二重系構造とし、一方が故障しても切り換えて運転できるようにした。営業最高速度は青い森701系と同じ時速110km。今後、走行試験や乗務員の訓練を行い、3月のダイヤ改正および筒井駅の開業と同時に運用を開始する予定だ。

(佐々木康弘)