※イメージ画像:ユンソナオフィシャルブログ「アニョハセヨ〜 ユンソナです」より

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※イメージ画像:ユンソナオフィシャルブログ「アニョハセヨ〜 ユンソナです」より

 韓国人タレントのユンソナ(38)が「つけまつ毛文化を日本に広めたのは私」と発言したと複数の現地メディアが報じ、日本のネットユーザーから大バッシングを受けている。ユンソナは自身のブログで釈明したが、今度は「日本と韓国両方にいい顔をしている二枚舌なのでは」との声が上がり、批判は収まりそうもない気配だ。

 報道によると、ユンソナは現地時間26日に放送された韓国のケーブルチャンネル番組に出演。日本の芸能界に進出した2000年ごろ、日本には「まつ毛エクステ」をしている人は誰もいなかったといい、ユンソナは「私が自分のまつ毛1本1本に人工まつ毛を付けて自然なアイメイクをすると、ある日本のメイクアップアーティストが驚いた」と語ったという。さらに「そのアーティストが別のタレントにまつげエクステを施すと、それが評判になって業界全体に浸透し、一般にまで広がった」と主張したというのだ。

 この発言が日本語記事でも紹介されると、日本のネットユーザーからは「本当かよ?」「まつエクの発祥は私とか言い出したぞ」などと疑問の声が上がった。また、ユンソナのブログにも「昔からとっくに日本でブームになってます」などといったコメントが寄せられ、たまたまユンソナが来日した時期とまつげエクステが流行しだしたタイミングが重なっただけではないかとの見方も浮上した。

 まつ毛エクステは、30年ほど前に韓国のつけまつ毛工場で余った人工まつ毛を再利用したことが始まりとされ、発祥は韓国なのは事実のようだ。だが、当時は日常での利用に耐えうる品質ではなく、03年に現在主流となっている毛先の細いタイプが誕生し、それから日本でもブームとなった。ユンソナが来日した時期とは若干のズレがあり、彼女が火付け役になったという説には疑問の余地がある。

 これについてユンソナは、27日付の自身のブログで釈明した。彼女が日本に進出したころ、テレビでつけまつげを付けることが少なかったといい、「自分のまつ毛量が少ない部分に1本1本細かくエクステのように付ける」というメイク方法を日本のタレントやメイク担当者に教えたところ好評だったという。その体験談を番組で話したところ「ユンソナが日本全部につけまつ毛や韓国のメイク文化を広めて定着させてきた!」と大々的に記事になり、ユンソナは「めっちゃびっくりしちゃいました〜」と困惑したという。

 ユンソナは現地メディアに確認した上で「(現地新聞が)盛り上げるために悪気なくちょっと書いたつもりがこんなことになってしまったみたいなんです〜!!」と誤報であることを強調し、まつエク文化を日本全体に広めた認識はないことをにおわせた。

「韓国は日本に対するライバル意識が非常に強く、こういった発言を掲載すると読者にウケるんです。しかも、単身日本に乗り込んで成功したユンソナは韓国で英雄的な存在。だからこそ、メディアの誇張が過ぎてしまったんでしょうね。今回はメディア側の暴走だったようですが、タレントが現地ウケを狙ってわざとそういった発言をするパターンもあります」(週刊誌記者)

 こういったトラブルは少なからずあり、06年には俳優の高岡蒼佑が朝鮮日報のインタビューで竹島問題に絡み「個人的には日本という国はあまり好きではない。韓国に対し、日本は卑劣なように思える。日本政府は正しい情報を国民に伝えるよう願う」との発言が掲載されたが、のちに高岡が「卑劣だなんだなんて言ってない。あちらさんの書き方」と否定したこともあった。

 ユンソナといえば、07年に「韓国では日帝時代の慰安婦たちが体験した胸が痛くなるような話を聞いて育ったが、同じ世代の日本人の友人はその事実をよく知らない人が多かった」と発言し、一部で“反日タレント”とバッシングされたこともあった。当時、ユンソナは「あくまで個人的エピソードで政治的問題とは関係ない」と弁明し、さらには「日本で活動する芸能人たちの間では“親日ではなければ反日”という決めつけがひどいような気がする。それが非常に残念だ」とも反論した。

 反日感情はないと主張するユンソナだが、これをきっかけに徐々に日本での露出が減少。昨年4月に第2子妊娠を発表したことを機に韓国へ帰国し、現在は日本での活動から身を引いている。

「ユンソナは帰国後もホリプロにも籍を置いたままにしており、子育てが一段落したら日本での活動を再開したいと希望している。そのためには『反日タレント』のレッテルを払拭せねばならず、だからこそ今回の騒動でも早急に釈明したのでしょう。しかし、韓国で活動していれば今回のようなことは再び起きかねない。反日的な発言を期待されることもある。彼女は母国にも日本にも愛着があるだけに、悩ましいところでしょうね」(前同)

 まだまだ解決されない政治的問題が数多くあるだけに、芸能人であっても日韓両国どちらにもいい顔をするのは難しいようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)