池田教授

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冬から春にかけて、インフルエンザ・花粉・乾燥・結露といった「空気にまつわるトラブル」が多くなってくる。

今年はPM2.5や黄砂による大気汚染も話題になり、PM2.5は流行語・新語対象にもノミネートされた。

結露を避けるためのポイントは「温度・湿度・換気」

そうした中、2013年11月26日にダイキン工業主催で開催された「湿度コントロールと空気清浄」に関するセミナーに登壇した日本大学理工学部建築学科の池田耕一・特任教授によると、PM2.5には「空気清浄機が有効」。また、ウイルスやカビ、ダニには「湿度のコントロールが有効」という。

ここのところ、生活者の間で「空気をきれいにしたい」という意識が向上している――と、ダイキン工業・空調営業本部の福島多恵子さんはいう。

実際、2008年からの4年間で日本国内の空気清浄機の売り上げは2倍に伸張した(内閣府調べ)。

長年空気清浄機に関わってきた福島さんによれば、理想的な空気の環境は「温度・湿度・気流・空気清浄」の4つの要素が最適化されていること。とくに冬場は乾燥し、家を締め切りにすることが多くなるので、湿度・空気清浄が重要という。

たとえば、インフルエンザには加湿が有効とされるが、機密・断熱性能の高い現在の住宅では湿度だけを高くすると今度は結露が生じやすくなる。このバランスをどう保つかが問題というわけだ。

結露を避けるために以下の3つのポイントがあげられる、と福島さんはいう。

(1)室内温度を20〜22度に保つ
(2)相対湿度を上限60%に抑える
(3)部屋単位の換気で温度ムラを防止する

また、空気清浄機の使い方にも一工夫を。エアコンが部屋の隅にある場合は対角に、花粉除去が目的の場合は床に近いところに置くと効果が上がる。その上で、24時間365日運転するのが理想だそうだ。