エドウインが、グループ会社28社のうち金融債務のある16社とともに事業再生実務者協会に対して事業再生ADR手続きの利用を申請したことが27日わかった。東京商工リサーチによると、12月初旬に追加で同手続きを申請予定のグループ会社フィオルッチ含めて、協会の審査を経て正式に手続きが進められる見込み。

エドウィン再建へ事業再生ADR手続き申請の画像を拡大

 昨年末の時点でエドウインの債務超過は500億円を超えるともいわれており、一連の問題を受け昨年秋頃から支援企業を募集し、伊藤忠商事、豊田通商、ワールドの3社が支援に名乗りを挙げていた。また昨年8月の経理責任者の急死から証券取引における損失発生や不正経理の疑いが発覚し、事実内容の調査を目的に第三者委員会が設置。各種資料の精査や関係者からのヒアリングなどを通じて調査が行われるなどしていた。その後、取引銀行によるバンクミーティングを複数回開き経営再建策を模索していたが、取引銀行の間でも意向の足並みがそろわず、再建計画の策定がなかなか進んでいなかったという。すでに返済の一時停止は行われているが、今回の事業再生ADR申請は第三者的な検証を目的としたもので、再建計画についても同様に検証されていく予定だという。

 1969年に設立されたエドウインは、日本デニムの代名詞的ブランド「EDWIN」や女性用の「SOMETHING(サムシング)」といった自社ブランドのほか、1970年代に日本に上陸した「LEE(リー)」などのライセンスブランドも展開。台湾や香港のアジア以外にもヨーロッパに出店している。昨年「EDWIN 503」を15年ぶりにリニューアルしたほか、今年9月には合同ショーを開催し2014年春夏コレクションを発表した。