実はNISAよりお得なDC

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「元本確保型商品」が対象のDC。リスクをとらずに確実に節税

いよいよ来年1月からNISA(少額投資非課税制度)が始まります。投資額100万円について、5年間に得た運用益に対する税金が免除となる制度だけに注目を集めています。しかし、老後の資金作りのためにNISAを活用したいと考えているのなら、他にオススメの選択肢があります。それが、DC(確定拠出年金)です。

DCでは、NISA同様、運用で得た儲けに対する税金がかかりません。しかも、NISAで取り扱う運用商品は株式や投資信託といった「リスク商品」のみですが、DCであれば定期預金や年金保険など「元本確保型商品」も対象となります。リスクをとらずに確実に節税メリットを受けることができるのです。さらに、NISAのように節税期間が決められていません。加入者が60歳になるまで、その節税メリットが続きます。


節税効果が高く、60歳以降に税金の特典が適用される

また、DCでは、積立をしながら節税をすることが可能です。例えば、将来の蓄えとして毎年2万円ずつDCで積立をしたとしましょう。年間の積立額は24万円で、この全金額が所得税、住民税の計算の対象から外されます。年収500万円、所得税率10%であれば、年間24万円の積立に対しての節税効果は、実に4万8千円(所得税と住民税10%分)にもなります。これはNISAにはないメリットです(※所得税率は所得に応じて異なります。DCの簡易節税額は、年間掛金合計×税率(所得税+住民税)で試算することができます)。

そして、60歳以降にDCを「自分年金」として受け取る際、「退職所得控除」や「公的年金控除」という税金の特典が適用されるのも大きなメリットです。原則60歳まで資金の引き出しができませんが、「老後の資金作り」という目的があれば、「簡単に解約できないことで貯蓄を確実に増やせる」と前向きにとらえることもできそうです。


DCを上手に活用して「老後の資金作り」を

DCを活用できるのは、勤め先に厚生年金基金などの企業年金がない会社員、あるいは国民年金に加入している自営業者などです。それぞれ毎月の掛金の上限が定められているので、金融機関に問い合わせてみるのも良いでしょう。すでにDCに加入しているのであれば、「マッチング拠出」ができるかどうかを確認してみてください。マッチング拠出とは、個人的に会社のDCに積立ができる制度で、さらなる節税を実現できます。

今や大増税時代。その上、公的年金などの社会保障制度が不安視されている状況です。節税は、そのような時代を生き抜く知恵となります。節税効果の高いDCを活用して、上手に「老後の資金作り」をしましょう。


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