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地震や台風、ゲリラ豪雨などの自然災害に備えるには、日ごろの準備が大切……と分かっていても、忙しさに追われ、つい後回しになってしまっていませんか? そこで、防災ファシリテーターの「あんどうりす」さんに、自然災害に備えるための、また自然災害時に役立つWebサイトや、便利なスマホアプリを紹介していただきました。

■知識を身につけるのに役立つサイト

『NHK for school 学ぼうBOSAI』

「最新の情報や専門的な知識も大切ですが、基本的な知識を身につけてしっかりと理解して、いざというときの判断や行動につなげることが重要です」という、あんどうさんイチ押しのサイトです。地震や台風など自然災害が発生するしくみや災害から身を守る方法を、小学生にも分かるように解説した動画が多数アップされています。「動画はどれも10分程度。ちょっと時間があるときに気軽に見ることができるのがいいですね」(あんどうさん)
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■災害時に役立つサイト

『Yahoo! 雨雲ズームレーダー』

住所検索すると、何分後に自宅の上空に雨雲がやってくるのかが分かるサイトです。例えば、大雨が続いて避難するかどうか迷ったときに、『10分後に大きな雨雲がやってくるから、雨はもっとひどくなる。今のうちに避難所へ行こう』『今は雨が激しく降っているから、外に出るのは危険。5分後には雨雲が去っていくから、それを待って避難所へ行く方がいい』などの判断ができます。あんどうさんは「避難するタイミングは、家族が健康な大人だけなのか、お年寄りや小さなお子さんがいるのかなど、それぞれの事情によって異なります。行政からの避難勧告や避難指示に頼るのではなく、どう行動するかを自分で判断するのに役立つサイトです」と話します。
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■便利で楽しい、注目スマホアプリ

「自然災害時に役立つスマホアプリもたくさん出ています。事前にダウンロードしておけば、いざというときにすぐに身を守るための情報を調べられるので便利ですよ」というあんどうさんに、おすすめのスマホアプリを聞いてみました。
『Yahoo! 防災速報』:「地震や熱中症、火山噴火に放射線量まで、自然災害に関するいろいろな情報がまとまっているので重宝します。ゲリラ豪雨を予想して、事前にメールが届くのが便利です」
『高台サーチ』:津波避難のための高台をすぐに検索できます。「海の近くに住んでいる方には、絶対に使ってほしい」とあんどうさん。しかし、ただ検索するだけではなく、実際にその高台まで歩いてみることが大切だと話します。「実際に歩いてみると、上り坂がきつくてお年寄りを連れていけないということも。それが事前に分かれば、高台までの別のルートを見つけておくなどの対応ができて、いざというときにもスムーズに避難できます」

しかし、Webサイトやスマホアプリは、災害時には電池が切れたり、ネット回線がつながらないなど使えないこともあります。いざというときに頼りになるのは、Webサイトやスマホアプリよりも、自分自身の判断力です。蓄積した情報をうまく利用して、落ち着いて行動できるよう、日ごろから考えていきたいですね。

取材協力/あんどうりすさん
防災ファシリテーター。阪神・淡路大震災の被災経験とアウトドアの知識を生かして、2003年より全国で公演活動を展開。そなエリア(東京臨海広域防災公園)にて、定期的に乳幼児の親向け講座や教育関係や向け講座を実施している。著作に「自然災害最新サバイバルBOOK」エイ出版社(共著)、「震災を生き延びる100の知恵」第7章 山と渓谷社など。
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