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JR四国はこのほど、予讃線の特急「しおかぜ」に使用する2000系特急形気動車の老朽化にともなう取替えのため、8600系特急形直流電車の量産先行車4両(2編成)を新製すると発表した。2014年6月以降、予讃線(高松〜松山間)の特急「いしづち」で運用する。

建築デザイン経験のあるJR四国社員と車両メーカーが共同でデザインしたという新型車両は、「"レトロフューチャー"をコンセプトに、ノスタルジックな鉄道車両のイメージを『未来特急』としてデザイン」(JR四国)した外観に。

車両の最高運転速度は時速130kmで、制御方式には発電・回生ブレーキ付VVVF(可変電圧可変周波数)インバータ制御を採用。主電動機には全閉外扇式三相かご形誘導電動機を採用し、省メンテナンス化を図る。車体傾斜機構に空気バネ車体傾斜方式を採用することで、台車構造の簡素化による省メンテナンス化と、到達時分の確保の両立を図るとしている。

座席には、背もたれと連動して座面が前方にスライドするリクライニング機構を採用。コンセント・可動式枕・ドリンクホルダー・コートフックなどを設置するほか、モバイルパソコンの利用を想定してテーブルの大型化を図る。バリアフリーにも配慮し、オストメイト対応設備、ウォシュレット、ベビーベッド、ベビーキープ、フィッティングボードなどを備えた車いす対応多機能トイレを設置。客室照明にはLED照明を採用し、消費電力の削減とメンテナンスの軽減を図る。1編成(2両)あたりの座席数は101席とのこと。

(佐々木康弘)