マッシュホールディングス近藤社長に聞く 新ブランド「ミラオーウェン」立ち上げの狙いは

写真拡大

 マッシュホールディングスグループの新会社マッシュライフラボが、新ブランド「Mila Owen(ミラ オーウェン)」の展開を開始する。ファッションに対する価値観が変わり趣味嗜好の多様化が進むなか、高感度なライフスタイルを送るトレンドに敏感な女性をターゲットに8,000円以下というロープライスの客単価で「ネクストベーシック」を提案。これまで「snidel(スナイデル)」や「gelato pique(ジェラート ピケ)」といったブランドを手がけてきた同グループの代表取締役社長でマッシュライフラボの社長も兼任する近藤広幸氏は、「本当の意味でのベーシックを確立したい」と話す。

マッシュライフラボから新ブランドの画像を拡大

 マッシュホールディングスグループは、「snidel」や「gelato pique」、「Lily Brown(リリー ブラウン)」を抱えるマッシュスタイルラボ、「Cosme Kitchen(コスメキッチン)」を運営するマッシュビューティーラボ、カフェ等を開発・運営するマッシュフードラボ、オンラインショッピングモールのウサギオンラインなどから成るホールディングスで、マッシュライフラボは今年8月に設立されたグループ企業。新たなファッション企業として新設されたマッシュライフラボには、11月1日付で「fur fur(ファーファー)」や「Balcony and Bed(バルコニー アンド ベッド)」を扱うフレーバが業務移管した。

 新体制のマッシュライフラボが初めて立ち上げるウィメンズブランド「Mila Owen」は、洋服単体ではなくネイルやヘアスタイル、メイクといった「トータルなスタイルがファッション」という価値観を持ち、洋服のスタイリングで個性を出すよりもシンプルな洋服をおしゃれに着こなす高感度層に訴求するために開発されるという。近藤氏は、現代の女性について「洋服だけではなく習い事から旅行やカフェ、食事、ビューティーまで幅広いジャンルに興味を持ち、ファッションに割く予算が減っている」と話しており、限られた予算の中で楽しめるようなブランドに仕上げることで「本物志向だけどただシンプルイズベストで良いということでもない、女性たちのプライドを満足させる服」を提供するという。「Mila Owen」のターゲット層は「Cosme Kitchen」に類似しているといい、グループ内でのシナジー効も見込む。これまではオリジナルアイテムの販売に注力してきたが、新ブランドでは比較的手の届きやすい雑貨のセレクト展開なども検討しており、企画力やものづくりの精神に強い元フレーバのスタッフのノウハウも活かし、組織力を高めていく考えだ。

 「Mila Owen」の想定価格はカットソーが3,000〜7,000円、ニットが4,000〜9,000円、ジーンズが4,000〜9,000円など。1号店は2014年3月にルミネ新宿にオープン。今後はインショップを中心に100〜170平方メートルの売り場面積で出店し、出店開始から5年を目処に国内約20店舗、アジアを対象とする海外約100店舗まで販路拡大を予定している。