1日2時間以上座って仕事をしている人のうちの9割(89.3%)が肩こり・むくみ・冷えといった「体調不良」を感じている――こんな調査結果を、2013年11月5日、オフィスワーク向上委員会が公表した。

同調査は「座りっぱなし」の時間が長ければ長いほど「体調がよくない」ことも明らかにしている。

イオン飲料を併用しての水分補給がオススメ

いったいなぜ「座りっぱなし」がダメなのか。体液生理学に詳しい早稲田大学人間科学学術院の永島計教授によると、長時間座りっぱなしの状態が続くと飛行機上でなくても「エコノミークラス症候群」のような状態になるという。これが体調不良の正体というわけだ。

主な原因は「歩かないこと・座り姿勢・脱水」の3つ。歩かないで座り姿勢を長時間続けることで血液の循環が上手くいかなくなる上、水分が足りず血液がドロドロになってしまう。この状態が続くと、単なる体調不良ではすまないことも。もっともひどいケースでは、海外で長時間座りっぱなしだった人が肺栓塞症を起こし、亡くなったこともあるそうだ。

とはいえ、オフィスでおもむろに立ち上がりうろうろ歩き回るのも考えもの。一番手っ取り早い対策として、永島教授は「水分補給をしてください」とアドバイスする。オフィスでは集中して仕事を続けるため、水を飲んだりトイレに行ったりしたくないという理由で、水分補給が足りていないケースが多いそうだ。そこで、水分補給をしながら、トイレの回数を控えるために、こんな工夫もあるという。

「こうしたオフィスでは、ただの水ではなく、ナトリウムイオンの入ったイオン飲料を併用するのが有効と考えられます。ナトリウムによって水分が身体の血管の中に留まりやすいからです。1日ペットボトル3本を摂取するのであればそのうち1本はイオン飲料にすることをおすすめします」