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モン・サン・ミシェルはかつて、モン・トンブと呼ばれるケルト人の聖地だった。708年のある日、近くの街アヴランシュの司教オベールの夢枕に大天使ミカエル(ミシェル)が現れ、モン・トンブに聖堂を立てるよう告げたという。

○3度目の奇跡で天命を知る

しかし、小さな田舎街の司教にすぎないオベールはどうせ夢だろうと聞き流し、再度ミカエルが告げてもオベールはまた聞き流した。3度目に現れたミカエルは、夢ではない証拠にオベールの頭を指で触れ、指はそのままオベールの頭にめり込んだ。雷に打たれる夢を見たオベールが目覚めると、頭に穴が開いていたことで夢でなかったことを知り、すぐに聖堂建築に取り掛かった。こうして作られた聖堂にはみるみるうちに潮が満ちてきて、一夜にしてモン・サン・ミシェルは海に浮かぶ孤島となった。

モン・サン・ミシェルはこの伝説のために、古くから多くの巡礼者を集めているだけでなく、世界遺産に登録される時にも「その湾」までが登録範囲に含まれた。しかし近年、島に渡る道路のために潮の流れが滞り、湾内に泥や砂が堆積している。そこで2006年より、道路を撤去する景観回復計画が行われており、歩いて渡れる橋が2015年に完成する予定となっている。

○次回「世界遺産検定」は……

第15回検定
実施日: 2014年3月2日(日)
申し込み: web12月16日(月)〜2014年2月12日(水)
実施級: 2級・3級
開催都市: さいたま・千葉・東京(23区)・東京西部(多摩地区)・富士山・名古屋・大阪
申し込みは世界遺産検定公式WEBサイトにて