いまさら聞けない「ザイケー(財形貯蓄)」の基本―種類は?メリットは?

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毎日の生活の中で、つい何気なく使ってしまう、お金。必死で働いて、もらったお給料のはずなのに……給料日前になると、何に使ったのかわからない! 思い当たる方はいませんか? そんな方におすすめなのが「自動的にお金が貯まる仕組みを作る」方法! そんな夢みたいな方法が!?と思ったあなた。ぜひ、実践してみてください。

■秘密は財形貯蓄!

自動的にお金が貯まる仕組みの秘密とは、ズバリ「財形貯蓄」です。財形貯蓄とは、1971年に制定された勤労者財産形成促進法に基づいて作られたもの。会社が支払う給与から「天引き」という形で、貯蓄をするシステムで、企業から従業員への福利厚生制度のひとつです。

財形貯蓄がほかの貯蓄と異なる点は、「天引き」であること。「あればあるだけ使ってしまう」という方にとっては、まさに夢のような貯蓄方法だと言えるでしょう。

■財形貯蓄の種類について

財形貯蓄には、大きく分けて3つの種類があります。ひとつめは「一般財形貯蓄」です。一般的に「財形」として扱われるのがコレ。使い道が限定されないので、自由度が高いです。積み立て開始から1年以内は引き出しが不可能なので、貯蓄癖を付けるためにもピッタリの制度です。

2つめは「財形住宅貯蓄」です。これは会社で働いている人の「住宅取得のための健全な資金形成」をサポートするためのもの。使用目的は、もちろん住宅購入に限定されます。住宅購入の際の「頭金」をどのように貯めようか……と迷っている方にとっては、うってつけの制度だと言えるでしょう。

3つめは「財形年金貯蓄」です。その名前の通り、将来の年金として受け取ることを目的とした財形で、公的年金にプラスした収入を得たい方におすすめです。また近年は、60歳で退職した後、65歳の年金支給開始年齢までの生活費として利用する方も増えています。

■財形貯蓄のメリットはいろいろ

「先取りで確実に貯蓄ができる」以外にも、財形貯蓄にはさまざまなメリットがあります。まず、通常の銀行での利率よりも高めの利率で預けることが可能であるという点です。どうせ預けるなら、有利な金利の方が、絶対にオトク!

また、「財形住宅」「財形年金」には税金の優遇措置が設定されています。一般的な「貯蓄」の利子には、税金がかかりますが、この2つの利子については「元利合計550万円までの利子等については、非課税」とされているのです。ただし、使い道が限定されない「一般財形」については、通常どおり利子に課税されるので、注意が必要です。

また、財形貯蓄を行っていると、教育やリフォーム、住宅購入のための融資を利用できます。一般の銀行のローンよりも、低い利率で利用できるので、こちらも見逃せません。

■私の会社には、そんな制度はない!?

魅力いっぱいの財形貯蓄ですが、残念ながら、勤務先の企業がこの制度に加入していなければ利用できません。福利厚生に、財形貯蓄が含まれていない場合には、自分で先取り貯蓄する方法がおすすめです。

先取り貯蓄とは、給料が入ってきたら何よりも先に貯蓄分をとり、隠してしまうという方法です。おすすめは、自動積立定期預金の利用! 給料日、もしくは直後に、引き落とし日を設定すると、「残高が足りない!」という事態を防ぐことができるでしょう。

「自動でお金が貯まる仕組み」とは、「先に貯蓄分を確保して、残りで生活をしていく」という方法です。こうすることで、意外な無駄遣いが見えてくるかもしれません。意識せず、がっぽり貯蓄で安心生活! ぜひ実践してみてくださいね。

(ファナティック)