住宅の維持コストのちがいとは? 一戸建ての場合、マンションの場合

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住宅購入は人生の一大イベント! せっかくなら夢を叶えたい!と思う方も多いのではないでしょうか。住宅を購入する際の上限金額で、目安となりやすいのが、住宅ローンの借入限度額。しかし、それだけで購入可能金額を決定してしまうと、思わぬ落とし穴にはまることも……。住宅は、維持コストも考えて購入しましょう!

■維持コストとは?

「住宅の維持コスト」という言葉を、「耳慣れない」と感じる方も多いのかもしれません。これは言葉通り、「住宅を維持していくためにかかるお金」のこと。「え? 賃貸ではないのだから、買ってしまえば、それでOKでしょ?」と感じたあなたは要注意! マイホームだからこそ、維持コストは高くなりがちです。

具体的に住宅の維持コストとなるのは、固定資産税や都市計画税など、持ち物にかけられる税金、そして快適に住み続けるためのメンテナンス費用です。マンションの場合、修繕積立金などが、これにあたります。将来必ずいることになるメンテナンス費用は、購入後早い段階から積み立てておく必要があります。

■一戸建ての場合

一戸建ての場合、まず注目しがちなのが固定資産税や都市計画税などの税金類です。これらは、所有している土地や家屋の評価額に基づいて決定されます。3年ごとに評価額の見直しが行われますが、新築の家の場合は評価額も高いので、税金の金額も高くなりがち。土地価格や建物の種類によっても異なりますが、およそ3,000万円程度の新築のマイホームの場合、毎年20万円前後の税金が、かかると考えられます。新築建物の場合、当初3年間は税金の軽減措置がとられるので、この期間は8万円前後安い税額となります。

さらに、一戸建ての場合、自分たちで将来の修繕のための積み立てをしておく必要があります。外壁塗装など、最低限の修繕費用だけを見積もっても、10年間で100万円は必要になります。もちろん時期が来れば、さらに大規模な修繕が必要となるでしょう。毎月1万〜2万円程度は「修繕費用」として貯めておく必要があります。

■マンションの場合

マンションの場合も、固定資産税や都市計画税がかかる点では、一戸建てとちがいはありません。ただし土地への軽減措置が取られるため、一戸建てよりは税金額が抑えられる傾向があります。しかし一方で、修繕積立金や共用部分の管理費を毎月支払う必要があります。この金額がいくらなのかは、マンションによって異なります。が、両方合わせて月2万〜3万円程度かかるケースも珍しくありません。一戸建ての場合よりも、全体の維持コストは高くなりがちです。

■しっかりとした事前計画を!

住宅購入の際に、考えるべき事柄は、「ローン返済が可能かどうか」だけではありません。ローンの支払いだけで、生活に余裕がなくなってしまうと、維持コストが捻出できなくなってしまう危険性があります。

一戸建て、マンションともに、維持コストとして毎月数万円ものお金を用意しておく必要があるのです。決して安くはない金額なので、住宅購入の前に、しっかりと考えておきましょう。

マイホームは「買っておしまい」のものではありません。ローン金利や消費税が上がることが見込まれる今、「住宅の買いどきだ」と言われることも多いですが、ぜひ冷静に、「自分たちが購入、維持できる建物は、どれくらいなのか」を判断してくださいね。

(ファナティック)