お金儲けの神様「邱永漢」人生最後の弟子で、2005年より中国四川省成都に在住。日本生まれの韓国人で、現在はグループ会社3社の社長兼取締役を勤める金さん。邱先生との日々はまさに「邱永漢学校」とも呼べるものでした。金さんが邱永漢の意思を継いで開催する「分校」。その授業内容は……?

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 私が中国に来た直接的な理由は、「事業がやりたかったから」「自分が自分の人生に定義する意味で成功を収めたかったから」ということになります。

 しかしながら、中国に来ることが目的だったわけではありません。中国に来たのは、中国が成長市場であり、放っておいてもパイが広がるマーケットだと考えたからです。

 手強い相手でした。私が全力で10年戦いを続け、最近やっと手になじむようになってきたくらいですから、商業界の大リーグであることは間違いないでしょう。

 では、それほどまでして中国に来て、私は「結局何がしたいのか?」――。私がやりたいことは、「アジア全域で100人のサムライをつくる」です。

アジア全域で100人のサムライをつくる

 私が人生を賭けてやりたい目標は、
「アジア各地に事業拠点をつくる。その地に深く根を張りつづける人をつくる。アジア全域に100人のこうしたサムライを創造し、核となる価値観(それは主に私が邱永漢から学んだことですが)を心に豊かさを広げる」
ということです。

 私のライフミッションは、アジアを舞台にした「100人のサムライづくり」です。世の中のサムライの定義を私はよく知りませんが、自分ではこんな風に思っています。

 順風であろうと逆風であろうと、「ここを進むべし」と見定めた道に足を踏み入れ、けっして他人に迷惑をかけずに、独立独歩で歩んでいけるような精神を持った人――。

 かつて中国で儒教を説いた孔子の教えに五徳があります。

「仁」仁徳。相手を深く思いやる心
「義」正義。人間としてなすべき事を理解する心
「礼」礼儀。年上、仲間、先生を敬う心
「智」智慧。創意工夫をこらし常に学び続ける心
「信」信頼。友を決して裏切らず、信頼し続ける心

 サムライとは、こうした徳を持った人のことでもあります。

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