終盤の3つのバーディで4アンダー単独首位に立った山下和宏(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 初日◇21日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 海からの風と硬いグリーンに苦しんでアンダーパーが9人しかいない我慢比べで幕を開けた今年の「ダンロップフェニックス」。そんな中ただ一人4アンダーをマークして単独首位に立ったのが山下和宏だ。
10位タイの松山英樹、上がり2ホールにぶぜん
 1番からスタートした山下は2番で5メートルを沈めてバーディを先行させると5番ではセカンドを20センチに寄せるスーパーショットでバーディ。中盤2つのボギーが出たものの、14番、16番、18番と終盤にバーディを集めてリーダーボードの頂点に名前を載せた。
 今季はここまで22試合に出場して予選落ちは2回と安定した成績を残している山下だが、上位に名前を連ねても伸ばしきれず、悲願の初勝利には手が届かないままでいる。「リズムが試合中にどんどん早くなる」という課題は把握しているものの具体的に修正することが出来ないままシーズンも終盤となった。
 だが、開眼のきっかけは過去の自分にあった。「夏場に自分のスイングをビデオに撮ってみているとパッと見は良くてもピンに寄っていかない。なんでだろうと。ふと、昔のゴルフメモを読み返してみたらひたすらリズム、リズムと書いてあって、初心に帰る意味で良かった時を思い出して形でなく中身で、と」。
 魔法のタイミングは“イチ、ニ”の2拍子。「HEIWA・PGM選手権の時からリズムを心掛けるようにしたら、ショットもパットも良くなった」と形ばかりにこだわっていた考え方を変えるとそのHEIWA・PGM選手権では今季ベストの3位タイ。続く三井住友VISA太平洋マスターズでも、最終日まで上位を争って12位タイと結果にもつながりだした。
 「明日以降も何も変える必要はない」。2008年の初出場時は「本当に難しいと思って予選落ち。どこで何をやってるのかわからないくらい」と叩きのめされたコースも2011年は10位タイ、昨年は16位タイと安定した成績を残した今は少し余裕を持ってみることが出来る。初優勝への時間は十分に過ごしてきた。あとは魔法の2拍子を最後まで貫いていくだけだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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