復帰戦ながら1アンダーで回り6位タイの好発進を切った中嶋常幸(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 初日◇21日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 今年で第40回を迎える「ダンロップフェニックス」。第1回大会をジョニー・ミラーが制して以降、海外からの招待選手がタイトルを独占してきた同大会を初めて日本人として制したのが1985年大会の中嶋常幸だった。その中嶋は4バーディ・3ボギーの“70”で回り1アンダー6位タイと初日好スタートを切った。
10位タイの松山英樹、上がり2ホールにぶぜん
 中嶋は7月下旬に左ひざの手術を行い、シニアツアー、レギュラーツアーともに長期に渡って欠場。今大会が怪我からの復帰第一戦となる。トレーナーからは「今年は無理だと言われた」という。そんな不安を抱えてのスタートだったが、ふたを開けてみればバリバリのレギュラーツアー選手を抑えての好スタート。これには「出来すぎ。“78”くらいで回れればと思っていた」と笑みを浮かべた。
 今大会のテーマは“現状の確認”と“規制への対応”だ。「無理と言われたけどこの試合に出て、どこがにぶっているのかデータが欲しかった。そうすれば、オフにやることが見えてくる」。結果を求めているわけではなく、手術をして落ちた筋肉や試合勘がどこまで失われているか慣れ親しんだコースでまずは“現状を確認”したかった。
 そして、“規制への対応”は2016年から始まるアンカリング禁止に対してのもの。「休みの間に温めてきたものを試したかった」と、今大会は近年使用している長尺パターではなく短いパターをバッグに入れて戦いに挑んでいる。
 初日を終えての結果はどちらも上々だ。「やっているうちにいろいろ思い出して、にぶっていた部分も見えた。収穫の多い1日だったね」。心配された試合勘は想定よりも早く取り戻し、ヒザに関しても「もう少しパワーをつければ大丈夫。来シーズンは300ヤード飛ばせるように頑張りたい。今日は295ヤードってのが一発あったね」と笑顔を見せた。パッティングも「最後は70センチくらいを外しているけど、悪い外し方ではなかった。明日も短いパターで行きますよ」と手ごたえは十分といった様子だ。
 ホールアウト後のインタビューでは“優勝も…”という質問を「ムリムリ。それは荷が重すぎるでしょ」とかぶせ気味に笑顔でさえぎったものの、体には久々にトーナメントを戦う充実感がみなぎっている。怪我で休養している間は孫と遊ぶのが何よりも楽しみだった中嶋。しかし、それも今週はお休み。「やっぱり試合は楽しい!ワクワクするものがあるよね。スーパーおじいちゃんで頑張りますよ」。59歳が勝負師の顔に戻った。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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