盟友とのラウンドとなった尾崎将司!明日もレジェンド2人のラウンドから目が放せない(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 初日◇21日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 節目の40回大会を迎えたダンロップフェニックス初日。その10番ティグラウンドで今大会唯一40回連続出場を続けてきた尾崎将司をたたえて花束とパネル贈呈のセレモニーが催された。セレモニーの直前まで真剣な表情で素振りを続けていた尾崎も花束と自身の写真が入ったパネルを手渡されると笑顔でフォトセッションに応じた。

 それを同じティグラウンドで温かい表情で見守っていたのが、今大会94年から続いた尾崎の連勝を“3”で止めた盟友トム・ワトソン(米国)。尾崎も「トムとはこれが最後になるだろう」と語ったライバル対決は、池田勇太も加えて静かにティオフを迎えた。
 初日のスコアは尾崎が7オーバーの76位タイに対し、ワトソンは5オーバーの70位タイ。開幕前には「飛距離もスコアも負けられん」と気合いを見せていた尾崎だが、同じアダムスゴルフの新兵器「XTDドライバー」を使用したワトソンに8ホールでアウトドライブされるなど、飛距離では2歳年下の新帝王の前に完敗。1番ホールでは約285ヤードをマークするなど飛距離で意地を見せたものの、ホールアウト後は「明日は少しでも恥ずかしくないプレーをしたい」と語って足早にコースを後にした。
 だが、18ホールの中で2人のレジェンドはしっかりと心を通わせていた。尾崎が「久しぶりにトムと回れて楽しかった。トムは昔と同じようなリズムでゴルフをしていてうらやましい」と語れば、ワトソンは「2人とも良くないスコアでしたが、一緒にラウンドできたことがうれしかった。(花束贈呈で)旧友の笑顔が見れたのが良かった」と柔らかな表情を浮かべた。
 スタート前の練習場では、尾崎がワトソンに「トム!トム!サインくれ!」と自身のキャディバッグにサインをおねだり。「このキャディバッグが役目を終えて使い終わる時がきたら、オレもサインを入れてチャリティーオークションにでも出せば、このバッグもなにかの役に立つかもしれないだろ?」と周囲を笑わせ、18ホールを盟友のサインの入ったバッグで回りきった。
 史上初となるルーキーでの賞金王獲得を目指す松山英樹だけでなく、ルーク・ドナルド(イングランド)、キーガン・ブラッドリー(米国)といった海外のトップ選手が集まる今大会の見どころは少なくない。だが、明日だけは60代の2人のもしかしたら最後になるかもしれない18ホールに酔いしれてみるのも悪くないかもしれない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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