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11月3日、東京・六本木ヒルズで行われた「香港ライブ@六本木ヒルズ」では、生演奏のとともに簡単なヨガエクササイズを楽しめるイベント「Fresh Music+Yoga by アヤオーケストラ」を実施した。香港といえば、早朝の公園で太極拳に取り組む人が多い。そんな美と健康を求めてエクササイズに励む香港人を見習って、大勢の女性たちでにぎわった。

○太極拳もヨガも呼吸法が命

同イベントでは、会場の観客がほぼ女性のみ。"美と健康"がいかに女性の関心が高いかを実証するようなイベント風景だった。

スペシャルゲストとして、香港を始め東南アジアで活躍する日本人カンフー女優、シンシア・ラスター(大島由加里)さんが登場し、華麗なカンフーアクションを披露。トークでは、カンフーや太極拳など、中国武術に共通する呼吸法の大切さを会場に訴えた。

「カンフーでも太極拳でも、中国武術は呼吸法が大切なんです。『呼吸法で痩せますか?』とよく聞かれますが、私は『痩せやすい身体になります』と答えています。リラックスし、呼吸をゆっくりと意識して行うことで、手先、足先がつながって気が回り、身体によい効果をもたらします。

鼻で呼吸する。ゆっくりと鼻で吸って、吐く。身体が伸びるとき吸い、縮むとき吐く。この基本だけでも覚えておいてくださいね」

シンシア・ラスターさんのカンフーに続いては、生の音楽演奏を楽しみながらヨガを体験する時間に。「生きた音楽の新しい楽しみ方を提案していく」というコンセプトで活動するアヤオーケストラと、ヨガインストラクター・つじせいこさんのコラボレーションによるヨガのレッスンである。

○音楽に体を包まれながら体験するチェアヨガ

ヨガの呼吸法は「プラーナヤーマ」と呼ばれ、健康的な身体づくりと同時に、精神統一や心のコントロールに重要な働きをするとされている。副交感神経の活性化によるリラックス効果、イライラやストレスの解消、冷え性、便秘、生理不順などの改善効果があるという。

ステージ中央の椅子に座ったつじさんは、「ヨガでは呼吸が大切。呼吸法で身体を整えていきます」と、呼吸法の大切さを前置きしてからヨガ・レッスンを開始した。

アヤオーケストラの演奏をバックに、つじさんの指導で椅子に座ったままできる"チェアヨガ"を観客たちが体験していく。生の音は空気を振動させ、耳で聞くというより身体で感じるもの。アヤオーケストラの演奏は、ヨガの流れや、観客の状態を感じながら自在にアレンジされてヨガと一体感を醸し出す。

「背筋を伸ばしながら、吐いて体を右側に倒しましょう。吸って起こして、吐いて左に倒します。肩の位置がずれないようにしましょう。頭を傾けたまま右をみましょう。やさしく、ゆっくりと動かしましょう」

音楽に包まれながら、会場の女性たちが一斉に意識を集中させてゆっくりと息を吸い込み、おなかに空気をため、鼻からゆっくりと吐き出す。呼吸に合わせて彼女たちの身体が一様に動き、様々なヨガのポーズを決める。その一体感で、会場には"気"が集合して充満したかのよう。

そうしておよそ30分、ヨガ・レッスンを終えた女性たちの顔には、深い満足感が浮かんでいたのが印象的だった。

「参加する前はイメージが湧かなかったのですが、言葉では言い表せない気持ち良さがありました」「音楽と身体を包み込まれるような感覚がありました」「普段着でも無理なくできるのでとても新鮮でした」などの声が主催者に寄せられたという。

カンフー、太極拳、そしてヨガ。呼吸法を大切にすることで共通するアジアン・エクササイズが、ストレス社会で生きる女性たちの強い支持を集めている様子がうかがえた。

(OFFICE-SANGA)