生物学も証明! 「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」が正しい理由

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早寝早起きは体内時計のサイクルに合った正しい睡眠サイクルです。しかし、本当は「早寝早起き」ではなく、「早起き早寝」が正しいのです。

生物時計と睡眠の関係

生物時計は朝になると眠気を抑える働きをします。これをうまく使いこなせば、一日をすっきり過ごせるはずです。生物時計は光の刺激でリセットされます。しかし、普通の時計とは異なり、好きな時刻に好きな量だけ、進めたり遅らせたりすることはできません。

明け方から午前中の時間帯に光が当たると時計は進みますが、逆に、夕方から夜の早い時間帯には、光は時計を遅らせます。ということは、朝寝坊してお昼くらいまで暗い部屋で眠り、夜は夜更かしして深夜まで明るい部屋で光を浴びていれば、必ず時計は遅れます。

生物時計が実際の時刻より遅れるということは、自分の持っている「目覚まし時計が遅れる」ことと同じですから、本当は朝7時に起きたくてアラームをセットしたつもりなのに、7時になっても1時間遅れた時計はまだ6時で、アラームは鳴らず、8時になってやっと目を覚ますことになります。

これが毎日続けば、だんだん朝起きる時間と眠る時間がともに遅くなり、遅寝遅起きの夜型になります。この悪循環を防ぐには、時計を進める必要があります。

朝しか体内時計を進めることはできない

光を使って時計を進めることができるのは、1日のうちの朝、早い時間だけです。だから、朝早く起きて、その時間に光を浴びる必要があります。どんなにがんばって夜早く眠っても、生物時計は遅れることがなくなるだけで進みません。

このように、 「早寝早起き」ではなく、「早起き早寝」が正しいのです。

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