『電信柱の陰から見てるタイプの企画術』

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漫画やコメディ風のドラマなどに時々出てくる、
電信柱の陰から主人公たちの様子をじっと見ている、
あの暗いキャラクター、それが私です。
そんなタイプでも企画はできる。
いやむしろ、そんなタイプだからできる企画がある。
そんなことを書いていこうかなと思います。(「とびら」より)

…というわけで、どうもこんにちは。この本『電信柱の陰から見てるタイプの企画術』(宣伝会議)の著者、福里真一と申します。普段は、「CMプランナー」といいまして、テレビCMの企画をする仕事をやっています。サントリーの缶コーヒーBOSSの「宇宙人ジョーンズ」シリーズ、トヨタ自動車の「こども店長」や「ReBORN」シリーズ、最近では、役所広司さんがラーメンを食べまくる東洋水産「マルちゃん正麺」、などのテレビCMが代表作ということになるのかな、と思います。

知らず知らず企画術も

「電信柱の陰から見てるタイプ」というと、内気で、友達もいなくて、暗ーい人間を想像するでしょうけど、……はい、その通りの人間です。で、普通はそういうタイプの人間って、世の中で、ダメな使えない奴という感じで迫害されがちなわけですけど、で、私もやや迫害されてないわけでもないわけですけど、でも、企画という仕事には、意外とそういう性格というか、資質が生かせる部分もあるのではないか。少なくとも私は、多少なりとも生かしている気がする。そういうことを書こうとした本です。

が、「電信柱の陰から見てるタイプ」というのは、やや性格がひねくれたタイプでもあるので、なかなかそういう、本の趣旨にまっすぐとは向かっていけず、かなりいろいろ回り道しながら書いてあったりはするのですが、…性格なのでお許しください。

とにかく、読むと元気が出てくるんじゃないかとは思います。こんな人間(私のことです…)でも、それなりにできるのなら、自分でもできそうだ、と思っていただけるとは思うので。そして読んでいるうちに、水がしみ込むように、知らず知らず企画術も身につくようになっている、……ことも目指しています。広告関係の方以外でも楽しめるようになっているつもりではありますので、よろしかったら、お読みください。

福里真一

【プロフィール】
福里真一(ふくさと・しんいち)
ワンスカイ CMプランナー・コピーライター
1968年鎌倉生まれ。一橋大学社会学部卒業。92年電通入社。2001年よりワンスカイ所属。いままでに1000本以上のテレビCMを企画・制作している。主な仕事に、吉本総出演で話題になったジョージア「明日があるさ」、樹木希林らの富士フイルム「フジカラーのお店」、トミー・リー・ジョーンズ主演によるサントリーBOSS「宇宙人ジョーンズ」、トヨタ自動車「こども店長」「ReBORN 信長と秀吉」「TOYOTOWN」、ENEOS「エネゴリくん」、東洋水産「マルちゃん正麺」など。その暗い性格からは想像がつかない、親しみのわくCMを、数多くつくりだしている。