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とにかく!知っててマネー

以前このコーナーでも触れましたが、ついに年金額の引き下げが始まりました。10月分から1%引き下げられ、来年4月からはさらに1%、3度目の再来年4月には0・5%で合計2・5%の引き下げです。

今回の引き下げで老齢基礎年金の満額は、78万6500円から、77万8500円に減額。語呂合わせとしては「な・や・む・こ・れ・は」だったのが、「なん・なん・や・こ・れ・は」になってしまいました。

10月分からの適用なので、実際には12月13日(今年は12月15日が日曜日のため)に支給される年金から減額されることになります。

そのうえ、年金受給者に追い打ちをかけるような話もあります。もともと年金額は本来水準よりも2・5%高い額がこれまで出ていましたので、引き下げも仕方のないところでしょうが、それと同時に国内物価が上がり始めるような動きになっているのがタイミングの悪い話です。

消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数)の数値を見ると、今年の4月までは前年同月比でマイナスの状態でしたが、5月に0%となり、6月はプラス0・4%、7月はプラス0・7%と上昇幅が大きくなってきているのです。まだプラス2%の目標には遠い感じですが、物価が上がってきているということは、お金の価値が下がっているということ。つまり、実質的な年金額は見た目以上に減っているということです。

このまま物価が上がり続けるとは考えにくいですが、年金の引き下げだけでなく、今後の物価動向にも注目しながら資産運用などを考えていくべきです。

この記事は「WEBネットマネー2013年12月号」に掲載されたものです。