ユースケが初吹替を自画自賛、豪華俳優陣「ジョバンニの島」アフレコ。

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1945年の北方四島における実話をもとに、ソ連軍の進駐によって引き起こされる島民たちの過酷な運命を描いた、アニメーション長編映画「ジョバンニの島」の主要声優キャストが、11月19日に発表された。

本作は北方四島の一つ色丹島が舞台。純平(10歳)と寛太(7歳)は、父親の辰夫と祖父の源三とともに、この島で暮らしていた。戦後、ソ連軍の進駐による島民たちの混乱と不安、兄弟の通う学校にも軍靴が響きわたる――。やがて訪れる家族との別れ、ロシア人少女との淡い初恋。幼い兄弟の生き抜く姿を描いた物語だ。

すでに発表済みの北島三郎、子役2人に加え、今回発表されたのは、市村正親、仲間由紀恵、柳原加奈子、ユースケ・サンタマリア、大塚弘、八千草薫、仲代達矢の計7人。純平、寛太の父親・瀬能辰夫役を務める市村は「演じる辰夫と同じく僕も2児の父なので、主人公兄弟を自分の息子たちに置き換えてみたり、あるいは自分の子供のころを思い出したりして演じました。厳格な父親である辰夫と自分は、実は正反対。役作りは苦労しましたが、過度な表現をせず僕らしさをだせるように努めました」と役に込めた想いを明かした。

辰夫の幼なじみで、純平の担任を務める小学校教師役の仲間は「私自身が戦後の空気を知らないこともあり、特に細かい緊迫感は現場で監督と会話をしながら演じさせていただきました。戦争が子供たちにもたらす非情さを、改めて映画を通して感じることができました」とコメント。

純平の家に住み込みで働いている、奉公人の娘・みっちゃん役を演じた柳原は「親や祖父母から戦争の体験を聞くこともなかったので、これまで戦争というものを深く考えたことがありませんでした。この作品を通じて、自分がいかに恵まれた環境で生活できているか感じました。私が演じたみっちゃんは明るいキャラクターなので、暗い環境だからといって暗くなりすぎないように気をつけました」とのこと。

さらにアニメーションの吹き替えは初挑戦だというユースケ・サンタマリアは「こんなにいい声をしているのに、なぜお話がこなかったんだろうと(笑)」と自画自賛し、また、同じくアニメのアフレコ初挑戦の北島は「とても楽しかったです。私が演じる源三(※辰夫の父、純平、寛太の祖父)は北の大地の漁師ということで、私とは共通点も多いので、感動するものがありました」と感慨深いものになったそうだ。

そして初めてではないものの、あまりアフレコの経験がないという仲代は「緊張しました」「八千草さんとはずいぶん長い間映画でご一緒しているので非常に楽しくやらせていただきました」と語り、やはりアニメのアフレコは一度だけ経験があるという八千草は「今回はアニメを意識せずドラマと同じように演じました」と語った。

映画「ジョバンニの島」は2014年2月22日(土)全国ロードショー。