佐賀県(古川康知事)は、今年度から、東京エリアに住む30代女性を中心とした層をターゲットに、企業やブランド、メディア等とのコラボレーションにより、佐賀県の魅力を発信するプロジェクト「FACTORY SAGA(ファクトリー・サガ)」に取り組んでいるが、このほど同事業の拠点として、東京R不動産の展開で知られる「Open A」馬場正尊氏のデザインによる、FACTORY SAGAプロデュースオフィスを東京・南青山に開設、11月18日には、メディア向けにお披露目会を開催した。

今回は、「FACTORY SAGA」のコラボ“第0弾”として、Open Aが物件探しから任されたとのこと。骨董通りに近いオフィスは面積100平米、4名のスタッフ(県職員)が駐在する。オフィス空間のデザインコンセプトは、「Think with!!!〜一緒に考える空間〜」。オフィス中央には、スタッフやコラボ先関係者が一緒に考え、新しいアイデアを生み出すための象徴的な長いテーブルを配置した。これは、「大きなテーブルの法則」といって、大きいテーブルで会議をすると、発想がどんどん拡がるという話を取り入れたもの。このオフィス空間に入る限りの大テーブルを導入したという。また、壁はホワイトボードになっているなど、佐賀県の新しい魅力を生み出すためのアイデアで空間をいっぱいにしてもらいたいとしている。

ちなみに、佐賀県には、佐賀牛や、有田焼、伊万里焼、唐津焼などの焼き物のほかにも、日本酒や農産物など名産品が多いが、東京での存在感が希薄であると感じているとのこと。自治体のPR手法としては、アンテナショップや“ゆるキャラ”が一般的だが、存在感が希薄な中、そうした客待ち型の手法を展開しても効果が期待しにくいことから、新しいプッシュ型の情報発信スタイルとしてコラボレーションに注目。「コラボ県はじめます、佐賀県。」のキャッチフレーズのもと、県内の名産品や事業者と、ターゲット層が好感を抱く企業やブランド、メディア等とコラボし、ニーズや価値観に合わせたイベントなど、継続的な情報発信を続けていくことで、県産品や観光などのプロモーションへの相乗効果を期待している。
なお、同事業について、11月15日現在、25件の県内事業者、48件の県外の企業・団体から問い合わせがあり、コラボ第1弾として、宝島社とのプロジェクト「かわいいものラボ」が進行中であるという。