マージービート日本代表、ザ・ニートビーツの新作がついにリリース!

ジャケット写真
 

 

ロングセラー中の「DYNAMIC BEAT TOWN」から、約18カ月振りに「DANCE ROOM RACKET」を発売されるTHE NEATBEATSMR.PAN (Gt/Vo)さん にお話を伺ってきました!



ヴィレッジヴァンガードオリジナル特典:コーム&ステッカーセット 

特典2
特典1

 

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まずはTHE NEATBEATSについて、簡単にご紹介頂けますか?

60年代初期にドイツ・ハンブルグでライブ修行に明け暮れていたデビュー前のビートルズの様なスタイルでやりたくて、1997年に結成しました。あまりフィーチャーされない点ですが、ビートルズを始めとする60年代初期の英国バンドのスタイルはマッシュルーム・ヘアーではなく、50年代のロカビリーやR&Bアーチストの様なリーゼント・スタイルだったんですね。50年代に英国の若者の間で流行したテディ・ボーイ・スタイル(リーゼントにドレイプ・ジャケットというスタイル)はエルビス・プレスリーやエディ・コクラン、ジーン・ビンセントといった男臭いロカビリーを基にして、日本ではリバプール・サウンドと呼ばれているマージービートというスタイルに受け継がれていく訳です。ニートビーツ結成当時はそういう感じをモチーフにしたバンドが他に無く、隙間産業的に始めました()。こだわり過ぎたこともあって、当時はあまり誰にも分かってもらえずでしたけど。しばらくして、マーシー(当時ザ・ハイロウズ)があるレコード屋さんでたまたま僕らのチラシを見つけて、探してCDを買ってくれて、いきなり連絡が来た時はびっくりしました()。それから色んな出会いが増えました。マージービートは間違っていない、と思いましたね。

 
アーティスト写真
 

●今回のアルバムの聴きどころやゲストミュージシャンについて教えて下さい。

僕は中学や高校の頃はパンクやロカビリーが大好きで、ルーツのある物が好きでした。おかげで音楽の深い世界に入る事ができた。ラモーンズを経由してビーチ・ボーイズやサーチャーズ、クラッシュを経由してヴィンス・テイラー、ジュニア・マーヴィンやリー・ペリー。セックス・ピストルズからフェイセス。ストレイ・キャッツからジョニー・バーネット等。自分が敬愛するアーチストは皆、継承の文化として音楽をプレイする人達です。そういう気持ちは自分のプレイヤーとしての心情と同じなので、オリジナル曲とカバー曲をバランスよく収録できた事が今回のアルバムの聴きどころかと思います。僕らをフィルターにして皆には色々な音楽を聴いてほしい。それが一番の目的です。いわば伝統芸能なんですよね。ゲスト・ミュージシャンは今回はマック・ショウでも鍵盤を担当している伊東ミキオ君に参加してもらいました。

 

●毎回レコーディングにこだわってらっしゃると思うのですが、今回のレコーディングはどのような感じだったのでしょうか。

2007年に「GRAND-FROGSTUDIO」というビンテージ・レコーディング・スタジオを設立しました。194060年代に作られた機材を使うスタジオです。偉大なる音楽の先人達がどうやって名盤を作ったのか、利便性に傾かずに研究するという課題もあります。なので、ニートビーツのレコーディングは必ず「モノラル」で行われています。現代の一般的な左右のステレオでは自分のバンド・サウンドが100%発揮出来ない、という理由と、やはりビートルズやローリング・ストーンズ等の英国バンドの60年代初期の音はほぼモノラル(疑似ステレオはありましたが)であったということです。前後のステレオ感という意味で、僕にとってはまだまだ奥深く、壮大な魅力があるのが「モノラル」ですね。現在の録音事情はコンピューターを使ったサウンド・メイクが普通だと思いますが、ニートビーツはオープン・リール・テープ等を使いギリギリまでアナログで作業しています。特に今回は英国アビーロード・スタジオで使われていた同モデルの機材を使用したりしています。アナログが好きなので、このアルバムのLPはドイツ盤としてもリリースされます。

 

●映像についてもコンセプトや撮影時のお話を教えて下さい。

映像はいつも録音しているスタジオの環境も紹介できたらいいな、と思って制作しました。更にモノクロなので、2013年から50年前にバック・トゥ・ザ・フューチャーした感じが伝わればと思います。先日、初めてスペインでライブをしましたが、初めてニートビーツのライブを観たスペインの人達は事前にYOU TUBEで映像をチェックしている人も多く、日本の本当の60年代のバンドだと思っていた人もいて、反応がとても面白かったです。

 

(MV)THE NEATBEATS / TWISTIN’ TIME WITH YOU

 

 

●ヴィレッジヴァンガードのイメージや思い出を聞かせてください。

ヴィレッジヴァンガードに初めて入った時は子供の頃に通った駄菓子屋や近くの商店街の怪しい雑貨屋を思い出しました()。なんとも言えない雑な香りが好みでした。雑香な雑貨店。お店それぞれでオススメの品があったり、面白いポップ等を見ると関西人としてはとても楽しいですね。極端に言うと、少しだまされて買ってみよう、くらいが楽しい買い物なんですよね。目で見る、手に取る、耳で聴く、そういった感覚はとても大事だと思います。僕の世代は世の中がアナログからデジタルに移行して行く時代。どんどんと利便性が追求されていく中で、「これぞ逸品」、というを手に入れる感覚が少し鈍くなって来ているのを感じます。形から入り、質を感じるのは自然の摂理で、自分の音楽活動には不可欠な感覚。なので、ヴィレッジヴァンガードさんには更に分かる人にしか分からないヘンテコなもの置いて欲しいですね()

 

最後に...今後の活動予定とVV MAGAZINEご覧の皆さまへ一言お願いします。

活動は昔も今も変わらずです。年に100本くらいはライブしてます。ライブのやり方で言うと、僕らはパブ・ロック・バンドなんですよ。どこで演奏しようが、何も変わらずにやります。大きなとこでも小さなとこでも、日本でも海外でも一緒。アンプにシールドを直接差し込んで、スリー・コード・ロックンロールで十分。普段から常にそこにあるという事、シンプルであり続ける事、それはマンネリ感を生みやすい原因でもあるかもしれないけど、僕らはそんなことは飛び超えて、同じ事を繰り返す事ができるんです。なぜなら今は続けること自体がとても楽しくて仕方ないんですよね。最後まで現役、っていうのが最大の夢ですから。

 

●ありがとうございました。

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