「歯垢が多いと、がんで死亡するリスクが79%も上がる」―歯磨きのススメ

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「食事の後は、歯を磨きましょう」子どものときからよく言われるこのフレーズ。でも、朝寝坊したり、ついつい面倒くさかったり……。社会人になっても、歯磨きの習慣がきちんと身に付いていない人は、意外に多いもの。

そこで、フランスの健康情報サイト『TopSante』のジャーナリスト、マリーロール・マクーク氏が、歯磨きの大切さを説明!さまざまな研究から、歯磨きの重要さが証明されています。

歯と歯茎の間に歯肉炎が起こりやすいのは知られていますが、アメリカのコロンビア大学の研究から、歯周病の原因となる細菌が歯肉の炎症から体内に侵入し、動脈壁で炎症を起こす原因となることが証明されおり、歯周病になると心血管疾患のリスクも上がることが分かっています。

また、スウェーデンのヘルシンキ大学とカロリンスカ研究所が行った研究からは、口の衛生状態が悪く歯垢(しこう)が多いと、がんで死亡するリスクが79%も上がることが明らかになっています。さらに、カナダの糖尿病協会からは、歯茎が重大な炎症を起こしていると、糖尿病になるリスクが上がるという研究結果もあり、口内を衛生に保つことは、病気予防に役立つことが、各研究から分かっています。

他にも、歯磨きを怠ると、病気だけではなく口臭の原因にもなってしまいます。健康でおいしく食事を食べるためにも、歯磨きはとても大切!定期的な歯科検診はもちろん、検診時に正しい歯磨きの仕方を医師に聞くなどして、正しい歯磨き方法を身につけたいですね!

参考:5 bonnes raisons d’avoir une bonne hygiene dentaire
http://www.terrafemina.com/forme/sante/articles/32764-bonnes-raisons-davoir-une-bonne-hygiene-dentaire.html