「不動産購入『買い時診断』」

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2014年4月の消費税率引き上げを控えて、増税前に意中の買い物を済ませようと計画している人は多いだろう。ところが、戸建て住宅やマンションなどの不動産購入となると、増税とともに住宅ローン減税の拡充が実施され、増税後の方が"お得"になる可能性があり、迷っている人も少なくない。東京都内で起業したばかりの気鋭の不動産会社ではインターネットを使って、そうした人たちの決断を助ける「不動産購入『買い時診断』」のサービスを提供している。

増税の一方で住宅ローン減税

このサービスを行っているのは、東京・千石のラクラスホーム。 「買い時診断」は、「新築戸建て」「マンション」などの希望物件の種類、広さ、予算、年収、自己資金額などを入力すると、翌日までにはメールで「回答」が送られてくる。同社によると、不動産購入を希望している人の6〜7割は、増税後の方が有利になるのではないかという。

同社は13年9月から営業をスタート。その直後の10月1日に安倍首相が閣議で14年4月から消費税率を8%に引き上げることを決め記者会見を開いて発表した。同社では当初、増税の影響について何も考えていなかったが、10月になって訪れる客がいずれも「買い急いでいる」のをみて思い当り"対策"を考えるようになったという。

消費税が8%に引き上げられた後は、現行の住宅ローン減税の最大控除額200万円が400万円まで拡大されるなどの"救済措置"が2017年末までの期限付きで実施される。こうした救済措置と増税、自己資金額、ローンの組み方などにより、同じ不動産の購入でも増税前と後とでは、購入者の支出額は異なる。

「買い時診断」では、金利の先行きなども考慮して「診断」するという。住まいの購入を「今」か「来年4月以降」か、まだ迷っている人は試してみる価値はありそうだ。