7バーディを奪い単独首位に躍り出た吉野茜(撮影:福田文平)

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<伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日◇15日◇グレートアイランド倶楽部(6,639ヤード・パー72)>
 千葉県にあるグレートアイランド倶楽部を舞台に開幕した国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の初日。7バーディノーボギーの完璧な内容で単独首位に立ったのはマンデートーナメントを突破して今大会に出場した吉野茜だった。

 吉野は石川遼や松山英樹と同じ91年生まれの“黄金世代”。2011年にプロテストに合格し、現在プロ入り3年目となる吉野の同期合格者には今年2勝を挙げブレイクした堀奈津佳やO・サタヤ(タイ)、斉藤愛璃、香妻琴乃らがいる。同級生の男子はすでに世界を舞台に戦い、同期プロもレギュラーツアーやステップアップツアーで優勝を果たすなどめざましい活躍を見せる中、吉野は昨年、レギュラーツアーへの登竜門QTのセカンドステージで敗退。プロとしてのスタートは順風満帆な滑り出しとはならなかった。
 しかし吉野は同じ世代の選手たちの活躍を刺激に、「私にだって出来る」という強い気持ちを持ってゴルフに取り組んできた。昨年のセカンドQT敗退後、まず取り組んだのは筋力トレーニングだった。トレーナーのもとで行う本格的なトレーニングは吉野にとって初めての経験でかなりきついものだったが、それでも「自分に厳しくやってこれた」。その結果、プロテスト合格時230ヤードほどだった平均飛距離がこの1年で240ヤードまで伸び、153センチと小柄な吉野にとって弱点とも言えた飛距離が武器に変わった。
 そして技術面ではジュニア時代から武器だったという得意のアプローチの練習量をさらに増やし、徹底的に磨き抜いた。これら2つの成長によって、「限られたチャンスをものにして、後は耐える」というスタイルだった吉野のゴルフが「飛距離を武器にセカンドからアグレッシブに攻め、グリーンを外しても得意のアプローチで寄せワンをものにする」というスタイルに進化した。
 さらに最近では使用パターのフェースをオープンに調整することで「構えやすく、気持ち良くストロークできるようになった」と好感触を得ることができた。これら日々の積み重ねによって、吉野は先週のセカンドQTや今大会のマンデートーナメントで好結果を挙げ、そして今日、見事なプレーでビッグスコアを叩き出した。
 「びっくりしてます」吉野自身、この日の結果を振り返り、驚きを隠せない様子だったが、それでも「やることはきっちりやってきたつもり」と自身で作り上げたゴルフに対しては自信を覗かせた。「今日は今日でリセットして、明日も自分のゴルフができるように頑張ります」“黄金世代の女子”吉野がプロとしてのキャリアを積み上げるのはこれからだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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