知らないうちに上司を馬鹿にしている敬語! 「おわかりになりましたか」に注意!

写真拡大

英語を勉強しようとしている太郎君は、英語が得意そうな上司にこう聞きました。

「部長は、英語はおわかりになりましたか?」

すると、部長の機嫌が急に悪くなりました。きちんと「おわかりになりましたか?」と敬語を使ったのに、なぜ部長の機嫌を損ねてしまったのでしょうか?

文法的には間違っていないが

「おわかりになりましたか?」というフレーズは、敬語の表現としては間違っていません。

「書類はお持ちになりましたか?」

のように、「お+〜になる」という尊敬表現であれば正しい使い方となります。

能力、意思、願望を質問するときは注意!

「お話になれますか」
「お出来になりますか」
「お飲みになりたいですか」
「いらっしゃるつもりですか」

などは,敬語の形自体に問題はありませんが、自分より立場が上の人に対して、その能力、意思、願望などを直接質問をしていることが失礼に値します。

立場的に下の人が上の人に対して、「英語が話せるか」と直接質問するのは、相手の能力を測るような意味にとらえられてしまいます。また、何を好むか、何がしたいか、何をするつもりか、などを質問するのは、自分より立場が上の人の心の内部に踏み込むことになってしまうのです。

例えば、目上の人に対して「〜ができるか?」というように、能力を測るような言い方や聞き方をすることは、「もしかしたらできないのでは?」と疑っていることに通じます。

正しくは何と言うの?

「部長は、英語をお話しになりますか?」

とできるだけ「能力」を直接連想させる言葉を使わずに問いかけることが大切です。

知らず知らずのうちに損をしているかもしれません。敬語の基本おさえておきましょう!

「尊敬語のおさらい記事」の詳細を調べる