「日本がもう一度儲かる国になる」ことを海外の投資家に約束した安倍首相。東京オリンピック招致も追い風となって、アベノミクス第2波が始まろうとしている。昨年後半からの日本株急騰局面で、3倍高銘柄を連発した山本伸氏に聞いた。

「バイ・マイ・アベノミクス。ウォール街の皆様は、常に世界の半歩先を行く。ですから今がチャンスです」――。

この言葉は、ニューヨーク証券取引所での安倍首相のスピーチである。「日本がもう一度儲かる国になる」ということを、海外の投資家にはっきりと明言したものだ。

昨年12月の衆議院選挙で自民党が圧勝し、第2次安倍内閣がスタート、「大胆な金融緩和」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」といった3本の矢でアベノミクスを推進してきた。

日経平均株価は8000円台から一時は1万6000円台目前まで買われ、外国為替市場では米ドル/円相場が長年続いた円高トレンドに終止符を打った。このアベノミクス相場の第1波を牽引したのは、明らかに外国人投資家である。

すでに来年4月からの消費税増税を決め、総額5兆円規模の新たな経済対策を実施することを宣言した安倍首相だが、冒頭のスピーチを信じるなら、ここからアベノミクス第2波がスタートするはずだ。

この記事は「WEBネットマネー2013年12月号」に掲載されたものです。